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ISBN 10 : 4480097058
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「事象そのものへ」という現象学の理念を社会学研究において実践した世界的名著。日常を生きる普通の人びとの視点から、日常生活世界の「自明性」を問うことで社会的現実のありようを考察する「現象学的社会学」の全貌が、本書により明らかにされる。ウェーバーの「理解社会学」とフッサールの「自然的態度の構成的現象学」を引き継ぎ発展させた最晩年のアルフレッド・シュッツは、その研究を集大成すべく試みたが、惜しくもその途上で没した。その後、シュッツの遺した膨大な資料をもとに、高弟トーマス・ルックマンが加筆・編集して完成させた画期的論攷。待望の本邦初訳。
目次 : 第1章 日常の生活世界と自然的態度(自然な世界観の問われることのない地盤としての生活世界/ 疑いのない所与と問題的なもの/ 体験する主観にとっての生活世界の構造化/ プランと実行可能性)/ 第2章 生活世界の成層化(限定的な意味構造をもった現実の諸領域/ 日常の生活世界の成層化)/ 第3章 生活世界についての知識(知識集積―その状況関係性と発生、構造/ レリヴァンス/ 類型性)/ 第4章 知識と社会(主観的知識集積の社会的条件づけ/ 社会的な知識集積の成立/ 社会的な知識集積の構造/ 社会的な知識集積の主観的対応物)
【著者紹介】
アルフレッド・シュッツ : 1899‐1959年。ウィーン生まれの現象学的社会学の学祖
トーマス・ルックマン : 1927年、旧ユーゴスラビア(現スロベニア)生まれの社会学者
那須壽 : 早稲田大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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