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Who Gets What マッチメイキングとマーケットデザインの経済学 日経ビジネス人文庫

アルビン・e・ロス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532198732
ISBN 10 : 4532198739
Format
Books
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

進学、就職活動、婚活(カップリング)、そして臓器移植…。世の中には、お金だけでは需要と供給を調整できない「市場」がある。この複雑な「市場」を最適かつ効率的に調整するための理論、マッチングとマーケットデザインの研究で世界をリードし、従来の経済学が扱わなかった社会問題で次々と成果をあげている著者待望の入門書。

目次 : 第1部 市場はどこにでもある(はじめに―どんな市場にも物語がある/ 一日のさまざまな活動を支える市場/ 命を救う市場プログラム)/ 第2部 挫かれた欲求―市場はいかにして失敗するか(抜けがけ/ 速すぎる取引/ 混雑―厚みのある市場がすばやく機能しなくてはならないわけ/ 高すぎるリスク―信頼性、安全性、簡便性)/ 第3部 市場をよりスマートにし、より厚みをもたせ、より速くするためのデザインの発明(病院と研修医のマッチングはどう進化したか/ 安心できる学校選択へ/ シグナリング)/ 第4部 禁じられた市場と自由市場(不快な市場、禁じられた市場…そしてデザインされた市場/ 自由市場とマーケットデザイン)

【著者紹介】
アルビン・E.ロス : ゲーム理論、マーケットデザインの分野で世界をリードする経済学者。実際に米国の研修医マッチングプログラムや腎臓交換プログラムをデザインし、研修医と病院とのマッチング、ドナーと患者とのマッチングを改善した。2012年には、ロイド・シャプレーとともに「安定配分理論と市場設計の実践」の研究によってノーベル経済学賞を受賞

櫻井祐子 : 翻訳家。京都大学経済学部経済学科卒業。大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学で経営学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • みるか

    通常の経済学の文脈においては、市場の需要と供給のバランスによってその価格が決定されて取引が行われるのが一般的である。一方、本書が扱うのはそのような原則が成り立たないような取引、すなわち、必ずしも金銭を介さないような場合(臓器移植、大学進学など)について扱っている。著者は2012年ノーベル経済学賞の受賞者であり、その功績が本書のテーマである「マッチメイキング」と「マーケットデザイン」である。端的に言えば、マッチング理論に基づいて市場に手を加え、市場を効率的かつ最適に機能させようとするものである。良かった。

  • ぼっちー

    需要と供給のマッチングをベターなものにするためのマーケットデザイン入門。経済学者の役割の変化も垣間見られ、ネガティブなイメージだった経済学者に対する見方も少し変わったかな。

  • Kiyoshi Utsugi

    著者のアルヴィン・ロスは、2012年にノーベル経済学賞を受賞しています。 原題は「Who Gets What - and Why」で2015年に出版されたものです。 日本では2016年に翻訳されて出版されており、これはそれを文庫化したものです。 学校の選択制や病院と研修医のマッチングなど実例をベースにマッチメイキング、マーケットデザインを解説したものです。 数式はないのですが、結構難解でした。?

  • icon

    もっと詳しく学習したい、と思える入門本だった。もちろん、数学などは扱われていないから、その部分を特に学んでいかないといけないが、内容を理解するには十分だ。

  • すのす

    積んでいたが、再開すると面白くてスルスル読めた。マーケットデザイン、マッチメイキングでノーベル経済学賞を受賞したアルビン・ロス教授による、これらの奥深い世界への導入書。解説も、今は日本に戻って来られた?小島武仁先生と、豪華メンバー。公立学校選択のマーケットデザインと、少しだけ触れられているオークションが、唸った。メカニズムとして直感的にはなんとなくそうかも、と思えるような気もするが、実際にモデルを作って数学的にも証明を与えて、何よりそれを現実に応用させる過程が、とても知的かつアクティブ。

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