アルテュール・ランボー

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Books

ランボ-詩集

アルテュール・ランボー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102176016
ISBN 10 : 4102176012
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1993
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • クプクプ

    町のレトロな本屋さんで買いました。「母音」と「酔いどれ船」がよかったです。ランボーは自分の欲望を独りよがりではなく芸術的に文章にするのが得意だと感じました。堀口大学さんの翻訳も素晴らしかったです。意味がわからなくても読んで頭がスッキリしました。私は歴史が苦手ですがランボーはポーやボードレールより後に生まれたと書いてありました。先日つぶやいたジギタリスの花も登場してうれしかったです。翻訳は古いですが改版されて文字も大きくなっているのでオススメの一冊です。

  • Y2K☮

    ランボーの本質は旅を愛する漂泊の詩人。何気ない風景の中に彼は常人には見えないものを見る(海と太陽に永遠を見つけたり)。ゆえに見たものをそのまま言葉にスライドさせることで天然に詩が生まれる。他人の目には妄想か思い込みとしか映らなくても本人が信じれば真実。訳文とはいえ比喩や美文調にあざとざや狙ってる感を覚えなかった理由がぼんやりと納得できた。頭で理解するものではないし考えずに感じろというのも無責任。ロジカルに読み解こうとするとしんどいから淡々と流して気になる箇所でポーズし、静かに音読することをオススメします。

  • さきん

    ランボーの名前は知っていたが作品を読むのは初めてだった.随分早熟で,難しい表現を駆使しながら16歳から19歳まで作品を書いている.一番最初の詩が良かったが,放浪する趣味がない,恋愛がわからない私とすれば,ほとんどの詩に共感できなかった.最初は表現が抽象的だが,後半に従って描写がより具体的に心情も複雑に,政治的な色が出てくるというように変化しているように感じた.父親が入ればもっと落ち着いた人生を送っただろうが,父親がいないからこそ詩人として名を成したのかもしれないと思った.

  • みつき 

    初期、後期、イリュミナシヨン、地獄の一季と、16歳から19歳までの短い創作期間の作品が分けて収録されています。初期の狂信的で傲慢な、親に対する強い反抗心と、まるで自分が世界を掌握しているかのような自信に満ちたトゲトゲした作品から、苦しみ、悩み、もがく、初期とは少し違った熱情をぶつける後期の作品まで読み応えありました。正直評価されていた詩の技術はよくわかりませんが、放浪癖のあるランボーが出会う新しい世界や、太陽がじりじり照りつけるような情熱、苦しい胸の内を明かしたしぼりだしたような一言を見るのが好きでした。

  • ぱんぺろ

    堀口訳が、嫌いで嫌いでだい嫌いです。だい嫌いでした、というべきか、「です」か、「でした」かでいまだに迷う。他の読書の合間にのんびりと、偶然、小林秀雄の忌日に読みあげましたが、とくにランボーの堀口訳が嫌いで、嫌いで・・・・、以下思考のループに入りますので舵をきる。ランボーの魅力、熱力は、早熟なだけではない、天才なだけではない、やはりその奔放な若さだと思います。若さの要請だからこそ、自ら強制するように、まるで一個の塊のように、突き放しながら、駆けぬけるように書いて、書いて、そして筆を折ることができたのでしょう

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