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柳の文化誌 花と木の図書館

アリソン・サイム

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562059225
ISBN 10 : 4562059222
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
駒木令 ,  

Content Description

人類の生活のあらゆる場面に寄り添ってきた柳。古代の儀式、唐詩やシェイクスピアなどの文学、浮世絵やラファエル前派の絵画、柳細工、柳模様の皿の秘密など、実用的でありながら神秘的である柳に迫る。カラー図版約100点。

目次 : 序章 自然界のヤナギ/ 第1章 春と喪の儀式/ 第2章 柳細工/ 第3章 ロマンスとミステリーの柳模様/ 第4章 散文と詩の木/ 第5章 不朽の画題/ 終章 世界の庭園と柳

【著者紹介】
アリソン・サイム : ハーバード大学で美術史の博士号を取得。現在、トロント大学現代美術史の准教授。19世紀後半から20世紀前半のイギリス・フランス・アメリカの美術を専門とし、幅広い分野のトピック、伝統、美術と視覚芸術の接点、芸術活動や詩における比喩の役割などについて研究。初の著作『A Touch of Blossom:John Singer Sargent and the Queer Flora of Fin‐de‐Siecle Art(花の手ざわり:ジョン・シンガー・サージェントと世紀末芸術の珍奇な植物)』(2010年)は2011年モダニスト研究協会図書賞の最終候補作品となる。カナダ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 茅野

    一気読み。植物の考証もしたいので、このシリーズ色々読みたい。 植物学的な話から始まり、題の通り文化との関わりについて概説される。籠などの工芸品や、絵画、詩など。世界中の地域や紀元前から現代まで、扱う範囲も幅広い。『ハリー・ポッター』など現代作品の事もしっかり書いてあるのは少し驚いたけど……(ネタバレとか大丈夫なんだろうか?)。

  • 雉彦

    とてもおもしろかった。図書館で柳宗悦が目についたので、それ関連という名目の勘で借りたが、読んでよかった。 中国の文化から西洋の柳模様やシノワズリ、世界各地の柳製品、晩年のモネなどなど、興味をそそられる話題ばかりで、関連してまた読みたい本が増えた。 このシリーズ制覇したいかも。

  • 木倉兵馬

    柳の仲間に関する様々な文化をまとめた一冊。柳というとシダレヤナギが真っ先に思い浮かぶものの、それ以外にも多様な種類が存在し、その利用は様々。籠の素材、頭痛などの薬品、魔術的アイテム、あるいはモチーフにして詩や絵画や文様として。個人的にはイギリス生まれの中国風磁器の皿には柳が典型的なモチーフになっている点が興味深かった。

  • シェイクスピアの部分は、やはり地元の文化、習俗を知らないと文学を捉えることは出来ない、と思わされる内容。それにしてもミレーのモデルになったエリザベス・シダルがプロフェッショナル過ぎる! 日本を中心に記された法政大学出版局の『柳』とセットにしておきたい。

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