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時の旅人 岩波少年文庫

アリソン・アトリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001145311
ISBN 10 : 4001145316
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

病気療養のため、母方の古い

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Book Meter Reviews

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  • Willie the Wildcat

    時間が紐解く木彫りの人形とロケット。秘められた想いと願い。ペネロピーの純粋な心が、2つの空間を、そして心と心を結びつける。歴史の”掟”と愛情に揺れるペネロピーの心の葛藤が印象的。「サッカーズの精神」は、もれなく受け継がれるはず!蛇足だが、「猫の餌売り」とは時代なのだろうか、それとも文化なのだろうか・・・。(汗)

  • ヴェルナーの日記

     少しばかり体が弱いペネロピーは、農場サッカーズにやってくる。この農場で自然に触れながら健康になっていくが、ある日ふとしたことから16世紀にタイム・スリップ。この場所に幽閉されたスコットランド女王メアリーを解放しようとしたアンソニー・バンビトンのトンネル事件に巻き込まれてしまう。過去と現在を行き来しながら、多感な少女ペネロピーの精神の成長を描いた物語。  物語の見所は、著者アリソンの描くイギリスの田舎・サッカーズ農場の風景だ。彼女自身が18歳まで過ごした場所で、とても活き活きと精緻で丁寧に描いている。

  • yumiha

    アンソロジー『わたしのなつかしい一冊』の中で、江國香織紹介本。少し虚弱な少女ペネロピ―は、田舎で療養するうちに時を越えて16世紀へ。エリザベス一世と王位継承権を争ったメアリー・スチュアートを幽閉から救い出そうとしたアンソニー・バビントンの元の屋敷が、田舎のおばさんの家だったから。歴史なんてタイムマシンでこの目で確かめないとほんまのこと、わからんやろ~と思いがちな私にとって、なんとも羨ましい設定。16世紀の田舎の暮らしが、匂いとともに立ち上がってくる。床にハーブを敷き詰めた部屋ってどんなんやろ~と魅力的だ。

  • みつ

    ツヴァイクが書いたメアリ・スチュアートの伝記(そちらでは「メリー」と表記)を読み終えてから手に取ろうと考えていた。イギリスの田園風景とそこでの暮らしが美しく描写される。主人公の姉の言葉から事件は「320年以上前のこと」(p140)というから、物語の「現在」は20世紀初頭らしい。この時期の古い家には16世紀の装飾品や文書なども残されているようで、それゆえ少女ペネロピーは、頻繁にふたつの時代を往復できるということか。当時の新しい歌(p292)であったグリーン・スリーブスの哀切な調べが、幾度も繰り返される。

  • ミーコ

    司書さん オススメ本。翻訳書は苦手で途中で何度も挫折しそうになりながら 読み進めました。過去と現在を生きる少女・・・ 不思議な物語でした。後半は建物や景色を見ている様な感覚に・・・。違った世界を旅した様な気持ちになりました。

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