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ISBN 10 : 4794809409
Content Description
薄闇せまる現代世界に中世の真夏から差し込む光。理性を欠いた信仰(原理主義)と信仰を欠いた理性(道具主義)がせめぎあう現代。いまこそ、理性と信仰が同じひとつの源泉―すなわち「神秘」―で湯浴みしていた西洋中世哲学の最盛期を顧みるべき時。そこには今日の人類を未来へみちびく抜け穴がある。「考えること」と「信じること」、その最良の関係を模索してきた「大学」。リベラルアーツ(一般教養)とは、本来何だったのか。
目次 : 序論 社会学者とローマ法王/ 第1章 トマス・アクィナスを忘れる あるいはアルベルトゥス・パラダイム/ 第2章 アルベルトゥス・マグヌスの哲学構想/ 第3章 哲学者・占星術師・降霊術師/ 第4章 教授たちの哲学/ 第5章 信仰と理性アヴェロエス対トマス・アクィナス/ 第6章 哲学と神学 アルベルトゥス・マグヌスによれば/ 第7章 知的幸福を経て至福の生へ/ 結論 ビリーグラハム・チルドレンとメッカコーラ・チルドレン
【著者紹介】
アラン・ド・リベラ : 1948年生まれ。フランスの中世哲学史家。パリ高等研究院第5セクション指導教官・ジュネーブ大学教授を経て、2012年11月よりコレージュ・ド・フランスで中世哲学史の講座を担当
阿部一智 : 1952年小樽生まれ。1981年一橋大学院社会学研究科修士課程修了。現在、女子美術大学・東邦大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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