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雨、太陽、風 天候にたいする感性の歴史

アラン・コルバン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865783551
ISBN 10 : 4865783555
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

雨、陽光、風、雪、霧、雷雨、暴風雨…といった気象現象への感情や政治的・芸術的価値づけは、歴史上いつごろ出現したのか。その誕生と変化、そして、「天気予報」に一喜一憂する現代社会までを、“感性の歴史学”の第一人者コルバンのもと、歴史学、文学、地理学、社会学、民族学の執筆陣が多角的に問う。

目次 : 第1章 雨の下で/ 第2章 太陽、あるいは気楽な天気の味わい/ 第3章 言葉を越え、風を越え/ 第4章 雪を味わい、雪を眺め、雪に触れる/ 第5章 霧を追いかけて/ 第6章 雷雨の気配/ 第7章 どのような天候か?今日の天気予報―情熱と不安

【著者紹介】
アラン・コルバン : 1936年フランス・オルヌ県生。カーン大学卒業後、歴史の教授資格取得(1959年)。リモージュのリセで教えた後、トゥールのフランソワ・ラブレー大学教授として現代史を担当(1972‐1986)。1987年よりパリ第1大学(パンテオン=ソルボンヌ)教授として、モーリス・アギュロンの跡を継いで19世紀史の講座を担当。現在は同大学名誉教授

小倉孝誠 : 1956年生。慶應義塾大学教授。専門は近代フランスの文学と文化史。1987年、パリ第4大学文学博士。1988年、東京大学大学院博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ラウリスタ〜

    アラン・コルバンが序文と第一章(雨)、残り6章はそれぞれ別の研究者が。大まかな流れとしては、雨、強い日差し、嵐などは身体に害を及ぼす危険なものとして忌避されてきた(安全な人工と野蛮な自然)。外では不快な雨が降る中、暖かい部屋でくつろぐといった、悪天候は消極的な幸福感をもたらした。ところが、18世紀末から19世紀にかけて、ロマン主義的な価値観の転倒が生じ、あえて身体を雨、太陽、風にさらし、自然との合一を図る傾向が生まれる。パストゥールの微生物発見は、太陽の評価を一変させ、皆が日光浴へと駆り立てられる。

  • 拡がる読書会@大阪

    天候は単なる自然現象ではなく、気象現象に対する人々の感受性が時代によってどのように変化し、どのような文化的・社会的意味を持ってきたかを、具体例を交えながら詳細に記述しています。 例えば 雨は時に慰めを与える存在であり、時に不快感や恐怖をもたらすものとされました。 太陽は明るさや喜び、活力を象徴する一方で、乾燥や日焼けといった問題も伴いました。 風は穏やかなそよ風から暴風まで、状況によって異なる意味を持ちます。 https://note.com/sharebookworld/n/n00582c88c5f4

  • takao

    ふむ

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