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絵筆をとったレディ 女性画家の500年

アメリア・アレナス

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784473034663
ISBN 10 : 4473034666
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

今、女性の美術史にブームの兆しが見えている。美術史家のアメリア・アレナスが、ルネサンスから印象派まで、5世紀を彩る29人の希少な作品60点の鑑賞を通じて、女性による美術絵画世界を浮き彫りにする。

【著者紹介】
アメリア・アレナス : 1984年から96年まで、ニューヨーク近代美術館教育部に勤務。同館が5年の歳月をかけて体系化した「視覚を用いて考えるためのカリキュラム(VTC)」の制作に参加。98年『なぜ、これがアートなの?』(淡交社)を出版。豊田市美術館、川村記念美術館、水戸芸術館現代美術センターで開催された同名の展覧会とともに、対話型鑑賞の先駆的試みとなる。99年主演テレビ番組「ETVスペシャル“最後の晩餐”ニューヨークを行く」が、日本賞グランプリを受賞。現在は、世界各国の美術館で対話型鑑賞プログラムに携わる。美術史家としても知られ、多言語・多領域におよぶ広範な知識をいかし、美術作品を社会的に読み解く手法に定評がある

木下哲夫 : 1950年東京生まれ。京都大学経済学部卒業。パリ第三大学英文科で学ぶ。画商として青洋社を主宰する一方、美術書を中心に多くの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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最近は芸術の世界でも、あからさまな男女差...

投稿日:2021/04/25 (日)

最近は芸術の世界でも、あからさまな男女差別は減ってきてはいるだろうが、昔は画家でも才能はあっても、女性差別で苦労した人は多い。ルネサンス以降の女性画家29人の絵とその解説を纏めた本書は、男性社会に負けずに活躍した女性の歴史書でもある。

トロ さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • くさてる

    題名通り15〜19世紀の女性画家を紹介したもの。掲載の絵がどれも素晴らしい。また、女性が絵を描くことの意味を考えるのにも役立つ解説も、冷静で歴史を見据えている感じで分かりやすかった

  • つぐみ

    なーにが女性作家に女性画家じゃ!男には付けんのに!と憤っていたら手に取っていた一冊。突然発見されたように扱われがちな女性の画家はそんな分類をされる前から存在していた。絵で食い扶持を稼いだり生涯をかけた大作を作り上げたりしていたのである。だからこそ、女性ならでは、という視点を本書は扱わない。年代をざっくりと分けながら、様々な画家を紹介する。西洋美術に触れていても知らない画家も多いのではないのだろうか?残念なのは、表紙にもなっているカペの自画像を所有する国立西洋美術館が現在改装のため閉館中ということだろうか。

  • takakomama

    モリゾ、カサット、ゴンザレス以外は、本などで絵画を見たことがあっても名前を知らない画家でした。女性の画家が、こんなにたくさんいたとは・・・ 見るに値する絵画に、画家の性別は関係ないですね。表紙の絵画、西洋美術館に行った時に、じっくり見たいと思います。いつも企画展ばかりで、常設展はほとんど見てないのは、もったいない!

  • ユーディット

    美術史の古典的な記述法に基づいて、絵画の要素を詳述し、それに対して解釈を展開する方法が煩くもあり勉強にもなる。序文にあるように女性画家の歴史というより、作品を正当に評価するということに拘っているので、個人的な生涯などより作品紹介に力点がある点が、裏話の好きな人には物足りない内容となってる反面、賛同できる点でもある。シュザンヌ・バラドン、マリー・ローランサンなどが選ばれていないのはその所為なのか?ジェンティレスキ、ボヌール、モリゾなどは有名な方でほとんど知られていない作家も紹介されている。現代作家は無い

  • biccvo

    ジェンティレスキ、ヴィジェ・ルブラン、ローザ・ボヌール、ベルト・モリゾ、メアリー・カサットのところだけ拾い読み。続きはもうちょっと勉強してから。

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