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ISBN 10 : 4532358531
Content Description
いま、あらゆる国で、議論の膠着化が見られる。多くの政治指導者が怒りを煽り、不信感を蔓延させ、二極化を深刻にして、建設的な行動を起こさず、課題が放置されるという悪循環が起きている。移民、貿易、成長、不平等、環境といった重要な経済問題に関する議論はどんどんおかしな方向に進み、富裕国の問題は、発展途上国の問題と気味悪いほど似てきた。経済成長から取り残された人々、拡大する不平等、政府に対する不信、分劣する社会と政治…この現代の危機において、まともな「よい経済学」には何ができるのだろうか?よりよい世界にするために、経済学にできることを真っ正面から問いかける、希望の書。
目次 : 1 経済学が信頼を取り戻すために/ 2 鮫の口から逃げて/ 3 自由貿易はいいことか?/ 4 好きなもの・欲しいもの・必要なもの/ 5 成長の終焉?/ 6 気温が二度上がったら…/ 7 不平等はなぜ拡大したか/ 8 政府には何ができるか/ 9 救済と尊厳のはざまで/ 結論 よい経済学と悪い経済学
【著者紹介】
アビジット・V.バナジー : MITフォード財団国際記念教授(経済学)。2019年、ノーベル経済学賞を受賞。コルカタ大学、ジャワハラール・ネルー大学卒。1988年にハーバード大学にてPhD取得(経済学)。2009年インフォシス賞受賞。2011年フォーリン・ポリシー誌が選ぶ世界の思想家100人に選出される。2012年には国連事務総長直轄の「ポスト2015年開発アジェンダに関するハイレベル・パネル」の委員に任命される。専門は開発経済学と経済理論。配偶者でもあるデュフロと執筆した『貧乏人の経済学』(邦訳:みすず書房)でジェラルド・ローブ賞、ゴールドマン・サックスとFTが選ぶブック・オブ・ザ・イヤーを受賞
エステル・デュフロ : MITアブドゥル・ラティフ・ジャミール記念教授(貧困削減および開発経済学担当)。2019年、ノーベル経済学賞を史上最年少で受賞。フランス出身。パリ高等師範学校卒業後、1999年にMITにてPhD取得(経済学)。2009年には「天才賞」として知られるマッカーサー・フェローシップを、2010年には40歳以下の経済学者に贈られるジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞。2013年ダン・デービッド賞、2014年インフォシス賞、2015年アストゥリアス皇太子賞など受賞多数
村井章子 : 翻訳者。上智大学文学部卒業。経済・経営、環境関係の翻訳を主に手がけ、高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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sayan
読了日:2021/01/22
Koichiro Minematsu
読了日:2021/11/07
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seki
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