アナスタシア・マークス・デ・サルセド

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戦争がつくった現代の食卓 軍と加工食品の知られざる関係

アナスタシア・マークス・デ・サルセド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784826901956
ISBN 10 : 482690195X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

プロセスチーズ、パン、成型肉、レトルト食品、シリアルバー、スナック菓子、缶詰…スーパーマーケットでお馴染みの「安くて長持ちする美味しい食品」のルーツは兵士のための糧食だった!身近な食品がどのように開発され、軍と科学技術がどんな役割を果たしたのかを探る。

目次 : 子どもの弁当の正体/ ネイティック研究所―アメリカ食料供給システムの中枢1/ 軍が出資する食品研究―アメリカ食料供給システムの中枢2/ レーションの黎明期を駆け足で/ 破壊的なイノベーション、缶詰/ 第二次世界大戦とレーション開発の立役者たち/ アメリカの活力の素、エナジーバー/ 成型肉ステーキの焼き加減は?/ 長もちするパンとプロセスチーズ/ プラスチック包装が世界を変える/ 夜食には、三年前のピザをどうぞ/ スーパーマーケットのツアー/ アメリカ軍から生まれる次の注目株/ 子どもに特殊部隊と同じものを食べさせる?

【著者紹介】
アナスタシア・マークス・デ・サルセド : フードライター。「サロン」「スレート」「ボストングローブ」「グルメ」などの各種紙誌や、PBSネットワークやNPRラジオのブログに記事を執筆している。公衆衛生のコンサルタント、ニュース雑誌の発行者、公共政策の研究者でもある。ボストン在住

田沢恭子 : 翻訳家。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程英文学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • harass

    女性フードライターによる、米陸軍メイテック研究所とその歴史を描くノンフィクション。大人数の兵隊のための食料、常温でも腐りにくく運びやすく味も良い食品を採算度外視で、研究。また外部企業にも研究委託し、特許取得せず民間に譲渡するという。エナジーバー、フリーズドライ、サランラップ、レトルト製品、加工肉、ドライイースト、粉チーズ、プロセスチーズなどなど。兵器の技術が民間転用されるのはよく聞くが、兵士向けの食品技術も同じように転用されるのだと驚く。こういう配慮ができ予算もある米国の国力よ。やや読みづらいが楽しめた。

  • Willie the Wildcat

    軍事”産業”の民間転用は有名な話だが、兵器と異なり予算の限られた中での創意工夫が印象的。敢えて1つずつ選ぶのであれば、技術的には「フリーズドライ」、食品そのものでは「粉チーズ」。前者は”宇宙食アイス”が頭に浮かび、後者はイタリア・パスタの産物という勘違いを改めてくれた。一方、著者も問題提起している食の在り方。加工食品という観点のみならず、FDA、つまり政府規制のあるべき姿の再考も必須。なお、「海兵隊の手記」は一考の価値あり。興味深い一冊。

  • たまきら

    MRE(Meals,Ready to Eat)をフードライターが調べあげたこの本、歴史的背景から現在の巨額な予算、その技術応用・・・ととにかく中身が濃い!この本だけで「ファストフード」がアメリカでは兵器の一部でもある実態がわかって興味深い。けれど読みながら思ったのは安藤百福さんのチキンラーメン開発や、働く母親の需要だった。「だから女は」と言われそうだけど、「緊急時の食料」は家庭でも必要だもの。ていうか、子育ては戦場に近いし。頭脳戦もね。さあ今夜は夫の野戦食じゃ。またカレーかな・・・。読み友さんから。

  • inami

    ◉読書 ★3 ヒトの体は食べたものでできている・・ということでタイトル?買いです(笑)。食品業界の欺瞞を暴くフードライターの著者は、子どもには給食ではなく手作りの弁当を持たせていたが、おかず(市販加工食品)の消費期間が異常に長いことに驚き、なぜこれほど長持ちするのかを調べることに。たどりついたところはアメリカ陸軍ネイテック研究所という施設。安くて長持ちする食品のルーツの大半は、研究所の技術と関わりがあったのです。 →

  • くさてる

    面白かった。軍事技術として開発が始まったものがやがて民間にも利用されるものとなることは珍しいことでも何でもなく、思わぬものの成り立ちもそうだったりするのだけど、主に食品加工技術に的を絞って解説した一冊。ちょっと難解な部分もあるが著者の語り口が軽いので読みやすい。でも個人的にいちばんおもしろかったのは、普通だったらここまで科学技術を駆使したものは食べ物ではないという流れになりそうなところを、だからこそ信頼できるとした著者の結論。でもそれも決して単純なものではないのです。手作り信仰に疲れてしまった人におすすめ

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