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わが闘争 続

アドルフ・ヒトラー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784043224036
ISBN 10 : 4043224036
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一九五一年頃からその存在が噂されていたヒトラーの秘密文書。アメリカ合衆国の国立公文書館から発見された口述タイプ原稿には『わが闘争』に続くヒトラーの特殊な思想が生々しく綴られていた。激しく粗野な言葉で語られた、その外交政策から垣間見られる狂信性や残虐性は、いまだ戦争の絶えない現代の闇を照射し、ネオ・ファシズムの問題をあぶりだす。今こそ読まれるべき衝撃の書。

目次 : 生存闘争と平和的経済戦争/ 生存圏確保の理由とその方策/ 民族の価値と平和主義的民主主義/ ドイツ外交政策の批判と具体的提案/ 国家社会主義ドイツ労働者党の国内・外交政策/ ドイツ統一と領土不足問題/ ビスマルクの外交目標とビスマルク後の外交政策/ ドイツの再生と誤てる中立主義/ ドイツの領土政策の目的/ ドイツ外交の基本原則/ ドイツの領土対策―東方における生存圏確保/ 民族価値と政治目標/ ドイツとイタリアの利害の共通性/ 南ティロール問題の本質、ドイツ外交の醜態/ イタリアとの同盟/ 民族の健康な血と肉/ ユダヤ人との闘争

【著者紹介】
アドルフ・ヒトラー : 1889年オーストリアに生まれる。1914年第一次世界大戦に従軍、復員後にドイツ労働者党に入党。国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)に改名し、1921年に党首となる。1933年に首相となり第三帝国を建設。1934年以来大統領を兼ね総統と称した。独裁的権力を握り、侵略攻策を進めた結果、第二次世界大戦を引き起こす。1945年愛人エヴァ・ブラウンと結婚後、総統官邸地下壕にて共に自殺した

平野一郎 : 1929年1月生まれ。旧制東京文理科大学(現筑波大学)教育学科卒業。愛知教育大学教授、名古屋外国語大学教授をへて、現在愛知教育大学・名古屋外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 印度 洋一郎

    「続」という邦題だが、実際は未発表の草稿を研究者がまとめたもの。内容はお馴染みのヒトラー節で、「民族の発展には土地が必要」「民族の繁栄は闘争から」「混血は民族を弱体化させる」など。目新しいのは、アメリカの脅威に言及していることと、イタリアとの同盟の重要性を力説していること。この草稿の口述当時、ドイツは南チロルの領有を巡ってイタリアと対立していたが、これに関しては何となく話をはぐらかしながら、歯切れも悪く論旨を展開しているのが、らしくない。これは「我が闘争」もそうだが、とにかく文体が独特で読み難い。

  • 抜け忍1号

    2005年6月14日読了。この「続編」は、実際には未発表の草稿を研究者がまとめたものであり、前作『わが闘争』とは構成や目的が異なるため、別作品として読む方が理解しやすいそうだ。この書では、ヒトラーが「民族の生存には領土が必要」とする思想を軸に東方への拡張(生存圏)を正当化する論理を展開している。露、仏、英、伊などとの外交関係や同盟の可能性についても言及されており、ナチスの地政学的野心が色濃く表れている。また、米の脅威や伊との同盟の重要性に触れている点は、当時の国際情勢を背景にした戦略的思考が見て取れる。

  • Ryoma Okamura

    ここ十年間で、子どもを加えたら、南ティロールのドイツ人の数に匹敵するだろう。この事実についても、彼らは沈黙したままである。彼らは移住を勧める。シュトレーゼマン氏のごとき国民的市民は移住率の向上を外交政策の顕著な成果と考えている。そうなるとドイツは、南ティロールのドイツ住民数ほどの人数を四年ごとに失うわけである。彼らは避妊と堕胎によって、南ティロール内でのドイツ人に倍する人間を毎年殺している。その連中が、外国でのドイツ人の利益を語る道徳的権利は自分にある、と自認しているのである(p.303)。

  • shosho

    ドイツや周辺諸国の状況や外交関係について論じ、同盟可能性について述べられているが、歴史に疎く理解するのは難しい。そして例のごとく読みづらい。ドイツや周辺諸国の情勢を都合よく考え、自らの主張に沿うように粉飾して論を組み立てていたことが分かった気がした。

  • ymazda1

    てっきりトンデモ本だと思ったけど、いちおうは偽書ではなくて、正真正銘の彼の口述筆記ってことで間違いないんかな・・・隣国との関係性に特化した文章ということで、それなりに気楽に読めた・・・統一ドイツの旧東西の経済格差はいまだ解消されていないらしいけど、南ドイツの通史的なものに、あらためて興味を覚えた一冊だった。

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