アテフ・アブー・サーイフ

Individuals/organizations Page

Books

ガザ日記 ジェノサイドの記録

アテフ・アブー・サーイフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784911256060
ISBN 10 : 4911256060
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

イスラエルがパレスチナ自治区ガザへの爆撃を始めた2023年10月7日から本書は始まる。その日から著者と家族、そしてガザのすべての人々に長く困難な避難の旅が強いられていく。いつ果てることもない空爆、外部との連絡もライフラインも絶たれるなか、自らと愛する人々の生命をつなぐために、誤ることのできない選択を次々と迫られる。パレスチナの地で、いま、人々に何が起きているのか。爆撃下の大地で、作家である著者が文字を綴り、時にボイスメッセージで出版社に送り続けた日記を、世界11言語で緊急出版。

目次 : 1章 砲弾と爆撃―Day1 2023年10月7日…Day33 11月8日/ 2章 包囲網―Day34 11月9日…Day44 11月19日/ 3章 喪失と決心―Day45 11月20日…Day48 11月23日/ 4章 「休戦」―Day49 11月24日…Day55 11月30日/ 5章 戦争オーケストラ―Day56 12月1日…Day70 12月15日/ 6章 避難の民―Day71 12月16日…Day85 12月30日

【著者紹介】
アーティフ・アブー・サイフ : 小説家、作家。1973年パレスチナ・ガザ地区のジャバリア難民キャンプ生まれ。ビルゼイト大学で学士号、ブラッドフォード大学で修士号取得。欧州大学院で政治・社会科学の博士号取得。ヨルダン川西岸地区在住。これまでに6冊の小説を出版するほか、パレスチナ関連の執筆などを行なう。2019年からパレスチナ自治政府文化大臣

中野真紀子 : 「デモクラシー・ナウ!ジャパン」代表、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • どんぐり

    ヨルダン川西岸地区から仕事でガザを訪問していたパレスチナ人作家が見た2023年10月7日の「砲弾と爆撃」から「避難の民」となった12月30日までのジェノサイドの記録。いまガザで何が行われているのか、イスラエル軍が何をしているのか、それは攻撃というより、皆殺しともいうべきものだった。首を切られた死体、手足のない死体、犬に食べられた死体が路上にそのまま放置されている。今度は誰が殺されるのか? 誰が生き残るのか? そんな中で生きているガザの人びと。世界から見捨てられたのか、いまも続いている。→

  • syaori

    23年10月7日に始まったイスラエルのガザへの空爆と地上戦の最初の85日間の記録。語られるのは、破壊される街、砲撃と死の恐怖、毎日失われる友人や親族について。そこから理解されるのは、犠牲者や負傷者についての数字の一つひとつには、私と同様に悩み笑い生きる人間の物語があるのだということ。砲撃によりその人々の未来や希望が、また思い出が失われているのだということ。それを思うと、何度も言及される世界の沈黙についての言葉が胸に刺さるようでした。ガザの「悲惨な状況について」「誰も語らない」「私たちは見捨てられている」。

  • 読特

    海水浴中のロケット弾。そこから始まる85日。友人の訃報を聞く。姉の家への爆撃を知る。四肢の3本を失った姪。神経衰弱に陥るその姉。実家も失う。親族は離散する。生活必需品が全く足りない。要介護者も避難生活。外国人ジャーナリストは入れない。ここで起きてることを伝えたいがために残した日記。…ハマスの攻撃。報復するイスラエル軍。バルフォア宣言。3枚舌外交。複雑な事情を抱えるこの地域。遠く離れた日本において、軽々に見解を見出すことなどできない。犠牲になるのは、日常生活を営む人々。ただ、紛争を止められない人の性を嘆く。

  • 踊る猫

    極限状態を生きるとはどういうことだろう。いつ終わるともしれない戦争状態を生きるとは。ここで綴られる日記はそんな、メディア報道だけでは想像しづらい生活の実態をひりひりするような筆致で描き出す。食べるものにも事欠き、緊張状態の只中で多数の仲間たちとの死を経験させられるということがどんなことなのか、それがつぶさに伝わってくる。正直に言えば「読むのがつらい」本でもある。決してカタルシスを保証しないからだ。でもここに記録されていることを実に生々しく生きた人がいて、それを残さんとした意志の恐るべき強靭さにこそ脱帽する

  • 燃えつきた棒

    ガザとはイスラエルが造った世界最大の強制収容所ではないか? 今、ガザで行われていることは、イスラエル製ホロコーストではないか? ナチスのホロコーストから彼らは学んだのだ。 ホロコーストの、ジェノサイドのやり方を。 そして、この地で彼らは見出したのだ。 ホロコースト、ジェノサイドを転嫁すべきパレスチナ人を。/ 【もし私が死なねばならぬのなら  君は生きなければならない  私のことを語るためだ】 (リファアト・アル=アルイール「もし私が死なねばならぬのなら)/ 本書にはあまりにも死が溢れすぎており、→

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items