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レイシストと対話する方法(仮)

アダム・ラザフォード

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845920266
ISBN 10 : 4845920263
Format
Books
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

遺伝学の「わかること」と「わからないこと」から人種差別主義者の論理をぶち破る。

目次 : 第1章 「色分け」に潜むリスク(「色」で分けられる人びと/ 「人種」という発明品/ 遺伝学の誕生/ 遺伝学は人種をどう見ているのか)/ 第2章 あなたの祖先は私の祖先(祖先はあいまいなもの/ 私たちは祖先を共有している/ アフリカの途方もない複雑さ/ イギリスにおける人種/ 不確かなルーツ/ 遺伝子に「国」は刻まれない/ レイシストは遺伝学を悪用する)/ 第3章 黒人アスリートは強い?(身体能力は人種の問題なのか/ 奴隷制が生み出した偏見/ 「強い」遺伝子はあるのか/ 文化というファクター/ 複雑さを受け入れる/ 根深く無自覚な偏見)/ 第4章 知能は遺伝か(人種差別主義者、ジェームズ・ワトソン/ IQは変わる/ それでも知能は遺伝する?/ ユダヤ人は賢いのか/ 文化を見誤ってはならない)/ 終章 結論とまとめ

【著者紹介】
アダム・ラザフォード : 遺伝学者、サイエンス・ライター。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで遺伝学を学び博士号を取得。博士課程在籍中は小児の失明の遺伝的原因を初めて突き止めた研究チームの一員だった。科学誌「ネイチャー」の編集やガーディアン紙への寄稿のほか、BBCラジオ4の「Inside Science」をはじめ科学番組の案内役および科学ドキュメンタリーの制作でも活躍。ロンドン在住

小林由香利 : 翻訳家。東京外国語大学英米語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ケディーボーイ

    複雑ゆえにいまだ発展途上である遺伝学。曖昧な点に眼を瞑り、不明確だがセンセーショナルな途中経過をわかりやすい形で示せばそれはレイシストにはとても魅力的にうつる。科学的ではなく多分に政治的な取捨選択。 また曖昧さを許さず断定を好む世界ではそちらのほうが特殊性を論じるときに色々と扱いやすい。 断片的な知識の宝庫であるSNSと半端な遺伝学は相性がいいようにも思える。 読んでいて感じたのは、様々なことを遺伝のせいにすればかなりの部分考える事を放棄できるかもしれないという事。

  • 海星梨

    200ページでさくっと読めると思ったら、三時間半かかった……。祖先を辿って行ったら、どこかの一線で交差するっていうのが新概念で面白かった。広葉樹じゃなくて枝がネジネジしている感じの木なんだね。結構難しい話が並ぶ。牛乳チャレンジは笑った。日本人なら「スシ遺伝子があるから!」ってワカメ食べまくってる動画をあげあるみたいなもんだもんね。パロディ動画として英語であげたらバズりそうだけど。

  • ダージリン

    人種への差別、偏見に関する歴史を理解するための良書でもある。遺伝学的に見た人類そのものの理解も助けてくれる。そもそも選民意識や、差別がどのように生じてくるのかは気になるところだ。本書のように、人種差別に根拠がないことを科学的に証明し、人々に理解させていくことは重要なステップだが、同一人種でも差別の問題はある訳で、差別の根絶には、まだまだ越えなければいけない壁があるように思う。

  • SK

    翻訳のせいなのか、読みにくい。

  • Cephalopoda

    『科学の人種主義とたたかう』は良作だったが、若干あてが外れたので、この本で引き続き理論武装。あらためて、人種主義者たちは心底どうしようもない。

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