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時間と宇宙のすべて

アダム・フランク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152092939
ISBN 10 : 4152092939
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
水谷淳 ,  

Content Description

宇宙の歴史と人類の時間は絡み合い、物語を紡ぐ……時間の概念と宇宙論の進展を、社会や歴史とのかかわりから展望する傑作科学ノンフィクション


宇宙の歴史と人類の時間は、密接に結びついている


農耕の発展は、季節に結びついた周期的な時間を神話に表現される宇宙観に持ち込んだ。ニュートンの力学がきっかけになった産業革命は、効率的な生産で人々の時間のありかたを変えただけでなく、宇宙論に熱力学の概念を付け加えた。そして鉄道網と電信がもたらした同時性は、アインシュタインの相対論の基礎となる……。技術の進歩、社会の変化と、時間の考え方や宇宙論の発展は、お互いに絡み合いながら影響をおよぼしあってきた。


ビッグバン理論による単純な宇宙の「始まり」の時代が終わりをむかえるいま、わたしたちの時間や社会はどのように変わっていくのか。さまざまな新しい宇宙論、時間の考え方がわたしたち自身についての新たな理解につながっていく。


これまでの宇宙論を、私たちの社会や歴史と絡めて語り、再び変化をむかえつつある時間と宇宙の考え方を展望する、傑作科学ノンフィクション。



【著者紹介】
アダム・フランク : ロチェスター大学天文学教授。1962年、ニュージャージー州生まれ。コロラド大学を卒業後、ワシントン大学で博士号を取得する。専門は星形成や恒星進化。積極的に啓蒙活動も行い、科学雑誌『ディスカバー』や『アストロノミー』誌に定期的に寄稿するほか、ナショナル・パブリック・ラジオの人気ブログ13:7 Cosmos & Cultureでも創設時からの執筆者として参加する。1999年にはアメリカ天文学会賞でサイエンスライティングを称えられている

水谷淳 : 翻訳家。東京大学理学部卒業、同大学院修了。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 手押し戦車

    宇宙は親宇宙があり微小領域でインフレーションが起き偽の真空領域が出来き空っぽの空間に新たな赤ちゃん宇宙が出来て互いに切り離され個別の時空にる。ポケットの中のポケットを繰り返し永久膨張する。時間軸も左右対称の空間も突然変異も生まれポケットが蒸発すると宇宙、時間の存在が消え繋がっていた時空ポケットも連鎖で消える。古代の人は春分と秋分は昼と夜の長さが等しくなる事を見つけた。時間は手で掴もうとしても必ず指の間から抜けるがもし時間がなかったら、効率性の導入により人間的時間をどの様に使うべきか社会的規範がなくなる

  • スミレ雲

    【図書館本】時間は存在しない→この書物へ。原題は確か、about time.時間を語ることが空間、宇宙を語ることにつながるから、わかりやすくしているのかな。ホーキングの本、宇宙を語るも、history of time のようなタイトルだったような。不思議だな。でも、面白い。いわゆる自然科学系の本って、具体的なところがあって、わかりやすい。古代から現代までの社会の変化を語りながら、論が展開されていて、バックグラウンドを丁寧に掘っているので、楽しく読めた。宇宙のこと、ぜんぜん知らないけど、見えているものの後ろ

  • shimojik

    とても面白かった。人は理解認識できるものだけを信じるから、社会のありようのとおりに宇宙論は形成される。役に立たなくなった神話は忘れ去られるのみ。科学的に何が正しいのか、ということではない。人の営みや想像力の位置に、宇宙の秘密はあるのだ。

  • ショーン. H

    理系ではない自分にとって読了は困難だったが、最新の宇宙の捉え方に触れられるのことができた。。 章ごとに時代が移り変わり、少しした小話が挿入されるのだが、そのタイミングごとに語られる、時代とともに変わる時間の捉え方に心躍った自分は文系であることを改めて実感(笑) 古代は季節の移り変わりというざっくりしたところから、農業によりより細かく月単位まで分解され…とその必要に応じて人は時間を加工したのだなと思い更けることができた。 特に世界の狭まりと共に時差が生まれた点は興味深く知的好奇心を満たしてくれる一冊だった。

  • コミジ

    生活上の時間の捉え方の変遷をたどる前半も興味深かったが、後半のひも理論を含む宇宙論についての記述も全部理解できたとはとても言えませんが、理論物理学と哲学の接近として、面白く感じました。

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