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国富論 2

アダム・スミス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003410523
ISBN 10 : 4003410521
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いったん分業が完全に導入されると、1人の人間の労働の生産物は、その時々の自分の必要の極めてわずかの部分しか満たすことができない―第2編「貯えの性質と蓄積と用途について」から第4編「政治経済学の諸体系について」の第4章「戻し税」まで。

目次 : 第2編 貯えの性質と蓄積と用途について/ 第3編 さまざまな国民における富裕の進歩のちがいについて/ 第4編 政治経済学の諸体系について

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 逆丸カツハ

    固定資本とか流動資本とかの表現を見ていると、川を辿って源流を発見した気分になる。

  • 加納恭史

    第四編政治経済学の諸体系。序論で政治経済は経済政策ともいう。まあ経済学は政治も含む。第一に、民衆に豊富な収入または生活資料を調達できるように供給すること。第二に、公務を行うのにたりるだけの収入を、国家または公共社会に供給すること。経済学は民衆と主権者との双方に富ますことを目指している。第一章商業的あるいは商人の体系の原理について。富とは貨幣すなわち金銀である。商業の用具としての機能と価値の尺度としての機能という、貨幣の二重の機能から自然に生じてくる。貨幣をもっていれば何でも手に入る。富者は貨幣に値する人。

  • 泉のエクセリオン

    第二編第三章の「資本の蓄積について、或いは生産的労働と不生産的労働についてでは、上記のような呼び方が出てくるが、前者を「価値を生産する労働」としている。これの例えは製造工の労働を挙げている。これに対し後者の例として挙げられているのは、家事使用人である。スミスの言い方だと最終的に商品として形になるもの(労働を投下することで価値が増大する)が価値があり、労働をして利潤が大きくなって豊になって行くのでなければ、その労働には価値がない、ということなのだろうか。読む限りではどちらが良い、と言っているわけではないが。

  • てれまこし

    資本主義経済の擁護者というスミスのイメージは、後の経済学者の作りあげたものであるらしい。スミスにとっては資本はあくまでも消費を増やし、生活を豊かにするための手段であって、資本の増殖自体が目的ではない。だから、農業へ資本増加が十分に行なわれた後に貿易へと進むことをもって、自然な発展過程と見なす。政治力により独占利益を求める都市住民よりも、地方に散在し組織化しない農民こそが、市場経済のモデルとなる。欧州の発展は異常な都市化によって歪められたというスミスの認識は、柳田国男の農政論とに通ずるところがあって興味深い

  • 1.3manen

    「ある人びとの浪費が他の人びとの倹約によって償われないならば、どの浪費者の行為も、勤勉な人びとのパンで怠惰な人びとを養うことによって、自分自身を乞食にするばかりか、自分の国を貧しくする」(124ページ)とは、重要な箇所だ。誰かの贅沢は誰かの倹約で補わなければ、全体として赤字。この赤字体質をつくると、日本のようなおかしな借金大国になってしまう。また、「農村の美しさ、田園生活の楽しさ、それが約束する心の平穏、(略)田園生活が実際に提供する心の安らぎ、(略)万人をひきつける」(186ページ)。スミスの農村観だ。

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