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国富論 上 国の豊かさの本質と原因についての研究

アダム・スミス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532133269
ISBN 10 : 4532133262
Format
Books
Release Date
March/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

市場とは、労働とは、豊かさとは。経済と社会のしくみ、本質を、わかりやすい例と平易な言葉で解き明かした政治経済学の金字塔。「近代経済学の祖」といわれる18世紀経済学者の名著を、第一人者が新訳。

【著者紹介】
山岡洋一 : 翻訳家。1949年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かわうそ

    恐ろしく濃密な本。社会で習った需要と供給がここまで深い概念だったとは。本書を読めば誰もがそう感動すると思う。基礎的な概念を成り立たせるのは常に緻密な論理、議論である。基礎は実は複雑なもので構成されていることがよくわかった。 有効需要の定義も実に明快。 「貧乏人が馬車を買いたいという願い」は有効需要ではない。定義は〜である。よりも〜でない。という否定的な形式の方がはるかに分かりやすいということをスミスは見事に示してくれた。 自由主義の急先鋒だと思われているがスミスが常に念頭に置いてるのは公共の利益である。

  • 磁石

    分業と特化によって労働効率を上げる、道具とシステムを作り出して自動化する、労働こそが普遍的にして唯一の価値の基準。労働の報酬が多い=国富が増加している、下層民がようやく暮らせる社会は停滞状態で餓死者が出ているのなら衰退状態にある。浪費家はただ生存に必要な生産物を奪うだけであって、国富を増加したりはしない。救貧法もしかり、必要なのは仕事と報酬。当時の経済の在り方を多数引用し、導き出した答え。……今の日本は、ちゃんとできているのかな。

  • たかしくん。

    「いつかは読みたい」と思いつつ、漸く上巻まで進みました。当時は農業が中心産業だった背景もありますが、「労働(賃金)」「資本(利益)」「土地(地代)」を軸に進めていく著者の論旨は、今の経済学でも充分通用する内容です。また、その当時のヨーロッパを中心とした世界の状況を掴め、歴史学としても楽しめます。優れた「古典」とは、やはり長年の批評、批判をくぐり抜けながら、評価を得てきたロングセラーであり、それだけの価値のあるものと、改めて実感。下巻にもトライします。

  • Shun

    時代背景と通貨の名称や交換比率が分からないので、全て理解しようとするのは得策ではないと思い、すらすら読んでいきました。「現在」と書いてあるところは270年前を指し、「よく知られているように、オランダ人はヨーロッパのどの国民より低い利益率で事業を行っている」「ヨーロッパでは」と言う箇所は「知らんけども」「英国もヨーロッパやん」と突っ込みを入れていました。笑 矛盾や他の学者からの指摘もあるとはいえ、数百年前にここまで深く分析されていたのは凄いとしか言えないですね。

  • 閑居

    アダム・スミスは国富論を通じて、労働こそが価値の本質であり、貨幣は自分の労働と他人の労働による生産物である商品を交換する代替手段に過ぎないと述べている。 自分ができる仕事をして貨幣を得て、自分ができない仕事の生産物である商品を購入する。これが経済活動の基本であり、貨幣そのものではなく貨幣を生み出す労働にこそ、その価値の源泉があるということだ。 デイトレーダー、非正規雇用などさまざまな働き方が許容される現代こそアダム・スミスに回帰して、今一度労働の本質を考えたい。

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