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ISBN 10 : 4588010565
Content Description
正義論、権力論、社会学、精神分析といった様々な分野を批判的に検証し、ヘーゲル現象学・法哲学における自己意識と自由、ロールズらの正義概念とリベラリズム、資本主義における自己実現と労働問題、道徳と権力の関係、国際関係における国家の問題、さらには、愛する人の死に直面する困難まで、承認論をアクチュアルな問題に対峙させ、議論の射程を新たに拡張する。
目次 : 第1部 ヘーゲル的根源(欲望から承認へ―ヘーゲルの自己意識の基礎づけ/ 実現された自由の国―ヘーゲル『法哲学』の構想)/ 第2部 体系的帰結(正義の織物―現代における手続き主義の限界について/ 労働と承認―新たな理論的規定の試み/ イデオロギーとしての承認―道徳と権力の関連について/ 社会的なものの液状化/ 社会研究としての哲学―デイヴィッド・ミラーの正義論によせて)/ 第3部 社会理論的適用(国家間の承認―国家間関係の道徳的基盤/ 組織化された自己実現―個人化のパラドクス/ 資本主義的近代化のパラドクス―研究のためのプログラム(マーテイン・ハルトマンとの共著))/ 第4部 精神分析的拡張(否定性の仕事―精神分析の承認論的修正/ 私たちのなかの私―集団の駆動力としての承認/ 前社会的自己の諸相―ジョエル・ホワイトブックへの反論/ 現実が力を失うとき―慰めの世俗的形態)
【著者紹介】
アクセル・ホネット : 1949年ドイツのエッセンで生まれる。1983年にベルリン自由大学で哲学の博士号を取得。現在はゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン哲学・歴史学科教授。フランクフルト社会研究所所長、コロンビア大学哲学科教授、国際ヘーゲル学会会長を務める。フランクフルト学派第三世代の代表的存在
日暮雅夫 : 1958年生まれ。立命館大学産業社会学部教授。社会哲学
三崎和志 : 1963年生まれ。東京慈恵会医科大学医学部教授。哲学
出口剛司 : 1969年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。理論社会学、社会学史
庄司信 : 1958年生まれ。日本赤十字秋田看護大学非常勤講師。社会哲学・社会学
宮本真也 : 1968年生まれ。明治大学情報コミュニケーション学部准教授。社会哲学、社会理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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