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ハロウィーン・パーティ 新訳版 クリスティー文庫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151310317
ISBN 10 : 4151310312
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ハロウィーンの夜、少女が殺された。彼女は死の直前、殺人を見たことがあると嘯いていた。口封じのための殺人か? ポアロが暴く

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1980年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー

山本やよい : 同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • こーた

    旧訳を再読したばかりだが、新訳が出たのでまた読む。抜群に読みやすくなっている。もっさりしていた部分が滑らかになって、話そのものも息を吹き返したみたいにわかりやすくなっている。『ハロウィーン・パーティ』て、こんなに面白い話だったっけ笑?いや驚いた。この際だから訳の古くなっているものは、ぜんぶ新訳で出してくれたらいいのに(心配しなくてもまた読むよ!)。真相から目を逸らそうとしたり、読者の裏の裏の、そのまた裏までかこうとしたり。クリスティーのテクニックや工夫、あるいは腐心をはっきりかんじられたのもよかった。

  • キナコ

    ポアロシリーズ。ハロウィーンパーティーの最中におこる少女殺人事件。嘘つきな少女はなぜ殺されたのか。 相変わらずポアロが聞き取りや情報収集をしていくが、殺された少女の皆からの評価が辛いなぁ。しかも子供が言ったこととして、真面目に取り扱わないのもなあ。他者からみたらしっかりしてるし、お金にも執着がなさそうでも、中身をみたらとはまさにこのこと。相変わらずアガサ作品の人間くささと、理論的な推理が魅力的な作品。

  • けぴ

    もうすぐハロウィン。久しぶりにクリスティーを読む。物語の展開は中盤はもたついた感じだが、ラストはきちんと伏線回収。映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の原作。映画も機会があれば観てみたい。

  • ぐうぐう

    ケネス・ブラナー版のポアロ映画第三作目の原作ということで手に取る。『オリエント急行の殺人』『ナイルに死す』と、原作の映画化としての王道路線をあえて選択することでブラナーは、その個性を際立たせようとしてきたように思える。原作から微妙に逸脱し、ポアロ像を刷新しようとしてきたブラナーが、この地味な原作を三作目にチョイスした理由がわかりすぎるほどにわかる。つまり、本格的な逸脱、そして刷新が目的なのだ、きっと。予告編を観ると、原作から大きく改変されていることは明らかだ。(つづく)

  • assam2005

    「自分がしたことのせいで、ほかの誰かが死んでしまったら、自分も死ななきゃいけないと思うのよ」。子どもは大人よりも、感情がストレートで極端。抑えることを知らない。感情のチューニングができない。ハロウィンパーティで起こった殺人事件は「誰かの気をひきたいという気持ち」が殺人のトリガーとなった。そして、その情報を与えてしまった者に罪はあるのか。「悪いのは周り」と責任放棄するのも、「全ての原因は自分にある」と思うのも、どちらも極端だと思うのです。「ポアロ」というよりは、イギリス文化・イギリス事情の色が濃い一冊。

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