Books

こぐまの ララは うたう

よしだるみ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784337062535
ISBN 10 : 433706253X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

こぐまのララは、はずかしがりや。あそぼうよとさそわれても、どうおへんじをすればいいのか、わかりません。いつもうたをうたったり、はちみつをとったり、ひとりですごしていました。そんなララのところにおうさまのけらいがやってきて…。ある日、表現の自由をうばわれたら?台湾の歴史から生まれた人権を考える絵本。

【著者紹介】
ウー・イージェン : 台北芸術大学演劇学部卒業、英国エセックス大学イースト15演劇学校において映画制作で修士号を取得。現在、劇団Flip Flopsの団長兼スタッフ。文化部優秀映画脚本賞と新北市文学賞最優秀賞(舞台脚本の部)を受賞

リャオ・ペイツー : 台北教育大学美術学部卒業、フランスのパリ芸術高等学院(IESA)のマルチメディア デザイン・制作課程修了。絵を描くことでストレスを和らげるデザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • anne@灯れ松明の火

    新着棚で。ウー・イージェンさん 作/リャオ・ペイツーさん 絵。「くまの話なら読んでみよう」と軽い気持ちで手に取ったら、ちょっと重い話。その上、訳者 よしだるみさんの後書き、駒込武さん(京大教授/台湾史研究)の解説を読んで、ハッとして、もう一度ゆっくり読み直した。鼻歌を歌っていたララは突然牢屋に入れられ、さらに離れ小島に送られる。出会った友達とも引き離されて……。ララは戒厳令下の台湾の象徴だったのだ。私のように、歴史について、世界の情勢について疎い者が、絵本のお蔭で大切なことを知ることができるのは有難い。

  • timeturner

    王様の理不尽な命令で歌うことを禁じられた動物たち。命令に逆らったものはみんな離れ小島に連れていかれ強制労働をさせられる。うわあ、あるあるだよね、世界中で今も理不尽に虐げられている人たちがいるよね、なんて思いながら読んで最後のページまで来たら、この話のもとになる出来事が台湾であり「白色恐怖」(日本語では「白色テロ」)と呼ばれる国家暴力が40年間続いたと書いてあって、そのことを知らずに生きてきた自分の無知に愕然とした。と同時に「白色テロ」が迫っているように思える日本の現状に震えた。

  • たくさん

    台湾の思想犯の収監の物語は漫画でも読んだけれどとても切なく、自分の信じたことが表現できない時代、それが危ないのだろうけれど体制にはかなわないという絶望と少しでも汚いものが混じると島に送られるという恐怖。歌というのは極端で本当は共産的な思想が少しでも入っていれば抹殺みたいな思想で本人が思想的に黒くなくても触れただけでつかまるという怖い時代。だれが悪いものかわからないならまとめて疑わしきものを捕まえるという時代に戻ってほしくないですね。岩波書店の蔡焜霖氏を描いた『台湾の少年』(全4冊)めちゃ良かった。

  • NOYUKI

    「台湾有事」が話題の昨今、ぴったりの絵本かも。白色テロって言葉も知らなかった…可愛らしい絵を裏切るとても重いテーマの絵本だ…知るべきことよね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items