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知られざる「吉田松陰伝」 『宝島』のスティ-ヴンスンがなぜ?

よしだみどり

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396111731
ISBN 10 : 4396111738
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2009
Japan

Content Description

英国の文豪が、日本人よりも先に書き残していた「松陰伝」の謎。彼はいつ、どこの誰から松陰のことを知ったのか。その内容とは。文豪は松陰の何に共感したのか。スティーヴンスン研究家である著者がその謎に迫る。

【著者紹介】
よしだみどり : 東京生まれ。日本テレビの幼児教育番組『ロンパールーム』の司会を1969年から4年間担当。スティーヴンスンの生涯を描いた『物語る人』(毎日新聞社)で平成12年度「日本文芸大賞伝記・翻訳新人賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    酒井忠康「芸術の補助線」に、「宝島」「ジキル博士とハイド氏」のスティーブンスンが「吉田松陰伝」を書いたとの記述があり、興味が湧き調べたらこの本に出会った。スティーブンスンは、松下村塾で学んだ人物から吉田松陰のことを聞き文章にしたらしい。世界で最も古い「吉田松陰伝」である。この本にはその全訳も収められている。スティーブンスンの父と叔父は、灯台の設計をやっており、日本初の灯台にも関わっていた。松陰が密航に失敗した下田沖を照らしているのは、父たちが設計した灯台。不思議な縁が繫る。これだから読書は、やめられない。

  • くものすけ

    宝島のスティーヴンンスンと吉田松陰の関連にはびっくり仰天! 下田、御前崎、犬吠埼などの灯台がスティーヴンスン灯台と聞きさらに驚いた。下田で捕らえられ、その足元を照らす灯台との因縁にも驚く。スティーヴンスンは人からのまた聞きにもかかわらず、吉田松陰の行動、人柄に感激して「吉田松陰伝」を書き上げたという...。伝わる「物」は伝わるのかもしれない。

  • BluePlanet

    ★★★★★2009年9月5日発行。「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」のスティーヴンスンと吉田松陰・・・全く接点がないと思われる二人が、偶然に偶然が重なり繋がっていたのですね。確かに著者はスティーヴンスンの研究家であったようですが、この文豪の書いた一行を手掛かりに、アメリカのモントレーからスコットランド、さらには西サモアまで調査し、二人の接点を紐解いていく。ここまで調べ上げた著者の執念もすごいですが、この二人の人物の周りの人間がどんどん繋がっていくという事実・・・推理小説を読み解くような面白さでした。

  • kaguyam

    萩へ旅に出た時に見かけた一冊。だってほら、気になるじゃないですか。「宝島」のスティーヴンスンと吉田松陰の繋がりが見えないから。この二人がほぼ同時代の人であるとか知らなかった。話が広がりすぎてるし、スティーヴンスンを知らなければわかりづらい内容だったかと思われる。スティーヴンスン一族が日本と深く関わってたっていうのは面白かった。 彼は世間が言うところの、成功を得るために闘ったのではない。進歩を勝ち取るために闘ったのだ。

  • 駄目男

    一面識もないイギリスのスティーヴンスンが何故、松陰のことを知っていたのか? 小説「宝島」が生まれたのは1883年。 「ジキル博士とハイド氏」の完成は1886年。 しかしそれよりも早い1880年3月にスティーヴンスンは雑誌に『トラジロウ・ヨシダ』なる一文を掲載している。 来日したことすらない彼が松陰のことを知っていた理由は。 初めて知った事実、歴史は面白いですね。

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