Product Details
ISBN 10 : 4636118642
Content Description
"19世紀、『悪魔』と呼ばれた伝説のヴァイオリニストが実在した。その名は、ニコロ・パガニーニ。
超絶技巧で観客を熱狂させ、ショパン、リスト、シューベルトといった名だたる天才作曲家たちをも虜にした彼の存在は、ヴァイオリンだけでなく、ピアノの技術発展にも影響を及ぼした。
しかし、そんな華麗な伝説の陰で、パガニーニ本人の素顔は謎に包まれたままだった。
「酒と女と博打に溺れたダメ人間」、「金のためなら何でもする守銭奴」。
『悪魔』というレッテルだけが、200年近くも一人歩きしていたのだ。
――それって、本当なのかな?
本書の著者・やまみちゆかは、そんな疑問から当時の手紙や文献を徹底的に調べ上げ、意外な真実にたどり着く。
なんと彼は、現代のイクメンもびっくりの、""息子溺愛シングルファーザー""だったのだ。
謎めいた天才ヴァイオリニストの素顔に触れれば、「音楽史の偉人」だった彼が、いつの間にか身近な「愛すべき人」に変わっているはず。思わず笑えて、ほろっと泣けて――ページをめくるごとに、パガニーニへの親しみが増していく。読み終えた瞬間、あなたもパガニーニの音楽を聴きたくなる――そんな魅力が詰まったハートフル音楽コミック。
クラシック音楽に詳しくなくても、読み終わる頃には少しだけ毎日が楽しくなる、心がじんわり温まる一冊です。
目次:
第1章 鬼才ヴァイオリニストの誕生
第2章 満たされない心と葛藤
第3章 父と子、ヨーロッパツアー編
第4章 大好きなお父さんへ
パガニーニにまつわるコラム/おまけ漫画/年表
『漫画 パガニーニ』ができるまで
おわりに
参考文献
*本書はWEBで掲載されていた漫画に、大幅な加筆修正・追加エピソードを加え書籍化したものです。"
【著者紹介】
やまみちゆか : 音楽イラストレーター、漫画家。長崎県出身。長崎大学教育学部音楽科卒業、同大学院修了。クラシック作曲家の人間的な側面をイラストや漫画で親しみやすく描く
浦久俊彦 : 文筆家、文化芸術プロデューサー。2021年、サラマンカホール音楽監督として企画した『ぎふ未来音楽展2020』が、サントリー芸術財団第20回佐治敬三賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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Susumu Kobayashi
読了日:2025/10/09
ゆきな
読了日:2025/12/06
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