Product Details
ISBN 10 : 4033504001
Content Description
主人公のかなえちゃんは、お人形の「ラクちゃん」と大のなかよし。
だからいつも、おんなじ大きさになって遊べたらいいな、と思っていました。
今日はかなえちゃんの誕生日。学校の朗読会で「おはなしのろうそく」がありました。
3つのお話のあとに、誕生月の人がろうそくを吹き消すと、みんなのお願いごとがかなう、といわれています。
かなえちゃんは「ラクちゃんとおんなじ大きさになれますように」とお願いしました。ふーっ。
おうちに帰ってみると、待っていたのはおっきなラクちゃん!
なんと、もうお願いがかなった‥‥でもなにかへんです。
どうやら、かなえちゃんのほうが小さくなっちゃった。
こうなれば、念願のおかしのパーティーだ!
かなえちゃんはラクちゃんの手をひいて、台所へ向かいます。
小さいからおかしがおっきい!
ふたりは大よろこび。
そのとき「かなえちゃん、どこ?」
おかあさんの声がしました。いけない、だれもこないところは‥‥。
ふたりは、たたみの部屋へ行くことにしました。
おかしをひきずって、こっそりひっそり廊下を行くと
かなえちゃんのへやから「なにしてんのん?」と、
ペンギンのぺんすけが顔をだしました。みつかっちゃった。
「しずかにできる? それならどうぞごいっしょに」
すると、みんなぞろぞろ出てきて、おもちゃと人形の大行進!
たたみの部屋にたどりつき、さあさ盛大なパーティーのはじまりです。
かなえちゃんとラクちゃんは、おもちゃにかこまれて、楽しい時間をすごします。
そのとき、またおかあさんの声がしました。
「かなえちゃん かえってる?」
そろそろ、元の大きさにもどらなくてはいけません。でもどうやって?
そのときかなえちゃんの目に入ったのは、おもちゃのケーキのおもちゃのろうそく 。
「そうだ。みなさん きいてください」
かなえちゃんがおもいついたのは‥‥。
『はにわくん』『こけしぞろぞろ』など、
元気な絵本を生みだしてきた作者が、
幼いときのねがいをもとに描きあげた、
あたたかくてユーモアたっぷりの絵本です。
【著者紹介】
まつながもえ : 1992年、埼玉県加須市出身。学習院大学文学部卒業。絵本のほか、子どもの月刊誌などでも活躍している。加須市の観光大使もつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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