Product Details
ISBN 10 : 4344034600
Content Description
私はこの子を愛せるのだろうか。
ゆりかごを前に自問自答する親たちの不安、そして罪を――誰が責めることができるのか。
誰もが母親になれるわけじゃない、母性なんて湧き出るものではない。子供は愛しいに決まっている――だけど。
柳宝子は虐待を疑われ離婚した夫に愛娘を奪われていた。ある日、21年前に火事で死んだ父親が変死体で発見され、そこには世間を賑わす猟奇的事件の記事と娘に宛てた手紙が残されていた。「いつも見ていた」。父はなぜ一度死んだのか。猟奇事件との関係は。宝子は父の軌跡を調べるが、父の秘密はやがて家族、宝子へとつながっていく。一方、刑事の黄川田は娘をどうしても愛せず嫌悪感を抱いていた。そして猟奇事件を追うなか、元恋人の宝子と事件の繋がりを疑い始め、宝子に接触するのだが……。すべての”罪”はゆりかごだけが知っている。書き下ろしミステリ!
【著者について】
1965年東京生まれ札幌育ち。2007年「散る咲く巡る」で第41回北海道新聞文学賞を受賞。文庫『完璧な母親』が話題に。その他著書に『いちばん悲しい』『玉瀬家、休業中。』『ある女の証明』他多数。
【著者紹介】
まさきとしか : 1965年東京生まれ、札幌育ち。2007年「散る咲く巡る」で第41回北海道新聞文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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しんたろー
読了日:2019/08/09
いつでも母さん
読了日:2019/05/14
ナイスネイチャ
読了日:2019/10/09
モルク
読了日:2019/07/06
ちょろこ
読了日:2019/06/27
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