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言葉の園のお菓子番 大切な場所 だいわ文庫

ほしおさなえ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479321224
ISBN 10 : 4479321225
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

言葉を紡ぎ、人と繋がり、
心が触れ合うなかで何かが変わっていく──。
『活版印刷三日月堂』の著者が心を込めて描く
大人気シリーズ、第6巻!

亡き祖母が通っていた連句会「ひとつばたご」と出合って二年半。ブックカフェで働き連句を続けながら得た新しい縁は、一葉をはじめての世界へと導いていく。そんななか、文芸マーケットへの参加や雑誌作りを通して、漠然と抱いていた想いの輪郭が少しずつ見えてきて──。
自分はどこに行きたいのか。何ができるのか。ほんとうに大切なこと、大切な場所とは?
言葉に気持ちを載せ、人と繋がり、自分を見つめて前へ進む主人公の歩みに励まされると共感の声が届き続ける、大人気シリーズ待望の第六弾!


【著者紹介】
ほしおさなえ : 1964年東京都生まれ。作家・詩人。1995年『影をめくるとき』が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2016年『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が第5回静岡書店大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんごろ

    “きりん座”メンバーの大輔と一葉の父との坂の写真撮影と雑誌作り、文芸マーケットの参加、“ひとつばだご”でのオンラインの連句の企画、詩の朗読会とイベントてんこ盛りで、今作は連句が置き去りにされた感は否めない。まともに連句会のシーンがあったのは、最後の章のみでしかも半歌仙。いくら連句のルールを未だにわかってないとはいえ、連句会のシーンが少ないのは淋しく感じた。贔屓のキャラが、一句付いてくれと応援したりして楽しめてたから、それができないのが残念だった。だけど、それぞれが自分を見つめて前に進む姿は美しいね。

  • KAZOO

    ほしおさんの連句サークルの話の第6作目です。ただ今回は主人公の友人と父親の趣味(東京の坂の写真を撮る)のはなしが比較的大部を占めていて少し異なる味わいでした。父親が昔写真を撮った坂の風景を現在取り直してこの二人が同人誌のような雑誌を作り上げます。連句ではほかのサークルがあまりうまくいかない様子などが出てきます。以前ほど連句の場面が出てこずまた連句の会に持ってくる菓子も一巡したようで終わりが近くなってきたのでしょうか?

  • シナモン

    シリーズ6作目。 一葉もさまざまな縁が繋がって活動の幅が広がってきた。その分関わる人たちも増えてきて。(誰が誰だかちょっと分からなくなってきた😅)羽ばたいていく一葉を応援したい。 だけど今作は連句やお菓子をゆっくりと味わう場面が少なくて、ちょっと寂しかったかな。 📝ぶつかったり離れたりすることを恐れちゃいけない(P226)

  • のぶ

    シリーズ第6弾。主人公の一葉が亡き祖母の参加していた月次連句会に参加して早2年半。この連句会や勤務先の上野桜木のブックカフェでのイベント開催をきっかけに、少しずつ一葉の人脈が広がっていく様子がこの巻では描かれている。他の連句会に参加する大輔さんが自費で創刊する雑誌に写真部だった一葉の父と一緒に協力すべく、谷中根津の坂道の写真撮影に同行したりしていく姿が楽しかった。連句会での美味しそうなおやつの数々も健在。連句のルールが分かり辛いのは相変わらずだったけれど、それ以外の部分で楽しめた。

  • mayu

    言葉の園E。表現者として才能があるからこそ孤独だし、お互いの自我がぶつかり合う。苦しいけど、それが必要な時もある。どうしても世に出したい強い感情はなくても、仲間と集い作ることで輝くものがある。詩を書いていた私は表現者として生きる者への憧れもわかる気がする。同じ趣味を持つ年齢を越えた集い。それぞれの人生を歩んでいく中で、ひと時でも共に過ごし心を通わせる仲間がいる大切な場所。そんな仲間や場所があることが羨ましい。表現することは普段は見せない心の内側をさらけ出す。だからこそ、特別な時間になるのかもしれない。

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