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おいしい家族 集英社文庫

Momoko Fukuda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087445046
ISBN 10 : 4087445046
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan

Content Description

母の三回忌、橙花は久しぶりに故郷の島に帰省する。港まで車で迎えに来た弟、翠に連れられて家に着くと、待っていたのは義妹のサムザナさんと母の服を着た父、そして食卓には見知らぬ中年男性と女子高生がいた。戸惑う橙花をよそに、皆は家族のように振る舞い―。性別、血縁、国籍を超えて、あたらしい家族のかたちを描き出す感動の人間ドラマ。第40回すばる文学賞佳作受賞の「えん」併録。

【著者紹介】
ふくだももこ : 1991年大阪府生まれ。作家、映画監督。日本映画学校で映画を学び、卒業制作の「グッバイ・マーザー」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭、湖畔の映画祭で入選。2016年「えん」で第40回すばる文学賞佳作を受賞し作家デビュー。映画「おいしい家族」の脚本・監督を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 優希

    家族の形は血縁関係だけじゃないのですよね。色々な家族の形があってもいいじゃないですか。母の3回忌で帰省した橙花の家族は、彼女の知っていた家族じゃなかったので戸惑ったことでしょう。でも、そこにいた人たちは皆家族のように振舞っていた。新しい家族の形ができていたんですね。家族とは何が正しいとかじゃないのだなと痛感させられます。

  • Karl Heintz Schneider

    母親の三回忌に出るために久々に故郷の島に帰省した橙花。そこで待っていたのは、スリランカ人の弟嫁、女装した父親、そして見知らぬ中年男性と女子高校生だった。私がいない間にどうしてこんなことに!最初は事態を受け止められない橙花だったが。「家族になるってさ、男とか女とか、恋とかセックスとかだけじゃなくて、愛さえあればオッケーなんだと思う。」血がつながっていることだけが家族の定義じゃない。性別とか、年齢とか、国籍とか、そんなものをすべて超越した家族のカタチがあってもいい。著者はそれを言いたかったのではないだろうか。

  • こばゆみ

    面白かったけれど、読み終わったあとに既に映画が公開されていると知ると、「そうだよな〜これは小説より映像向きの作品だよな〜」って、なった(^^;) 久しぶりに実家に帰ったら、父が亡くなった母の服を着て、赤の他人と同居しているという状態に出くわし、戸惑う橙花のお話。個人的に高校生のダリアが主人公の話を読んでみたいと思ったのでした!

  • kon

    何だこの話。 訳がわからん。 女装の校長先生をそんな簡単に自然と受け入れられたりするかなと思った。 亡くなった母親のことを思う主人公と、妻を思いその妻と一緒になるために妻の服を着て化粧をするようになった父であり夫であった校長。そのほかにも、島で生きる弟や友人など、それぞれ個性的な人々をどんどん出してきて、なんか無理やり感があって、私にはあまり何も入ってきませんでした。いまいちでした。

  • 蓮水

    家族は血縁関係だけではない、愛さえあれば家族になれる。言いたいことは分かるけれど説得力に欠けるというか、さほど響かなかった。父が死んだ母のワンピースを着て台所に立っているという始まり方は良かったと思うけれど、全てのエピソードがどこかで見たような話で上手く絡み合っていない感じがした。 収録作の「えん」の方が好きだった。ナリヒラくんが大人と子供の狭間という感じで良いキャラクターだった。高校生にしては子供っぽい琴子も親友の前では弱みを見せるところが可愛らしいなと感じた。ただ「えん」も終わり方が適当に思えた。

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