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ISBN 10 : 406530248X
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はびこる異端・邪教を歎き、弟子唯円が親鸞の語録を記したとされる歎異抄。思索の人、親鸞が辿り着いた境地とは。「他力」とは。「悪人」とは。努力と成果ばかり求められてきた現代社会に生きる我々こそ、知っておきたい歎異抄の世界。ひろさちやが明快にわかりやすく解き明かす。音読にも最適な原文対訳。
目次 : (序文 窃かに愚案を廻らして、粗古今を勘うるに―「第一歎異抄」まえがき/ 第一段 弥陀の誓願不思議にたすけられまひらせて―念仏を称えようと思った瞬間に/ 第二段 おのおの十余ケ国のさかひをこえて―法然上人の教えを信じるだけ ほか)/ 『歎異抄』はどんな本か(法然べったりの親鸞/ 実践の人=法然、思索の人=親鸞/ 「非僧非俗」の道を歩んだ親鸞 ほか)/ 『歎異抄』をどう読むか(悪人について/ 往生について/ 『歎異抄』と現代人)
【著者紹介】
ひろさちや : 1936年大阪市生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業、同大大学院博士課程修了。気象大学校教授を経て、大正大学客員教授、宗教文化研究所所長。『仏教の歴史』(全10巻)をはじめ、『仏教と神道』『日常語からわかる仏教入門』『仏教が教える人生を楽しむ話』『なぜ人間には宗教が必要なのか』『ポケット般若心経』など多数の宗教啓蒙書や人生論で幅広く活躍した。2022年4月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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