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それでも女をやっていく

ひらりさ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784847072819
ISBN 10 : 4847072812
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「肥大化した自意識、『女であること』をめぐる様々な葛藤との向き合い方。
自分の罪を認めて許していくこと。
その試行錯誤の過程がこれでもかというほど切実に描かれていて、
読み進めるのが苦しくなる瞬間さえある。
それでもここで描かれているりささんの戦いの記録に、私自身も戦う勇気をもらうのだ」

――「エルピス」「大豆田とわ子と三人の元夫」プロデューサー
佐野亜裕美さん推薦!

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女らしさへの抵抗、外見コンプレックス、恋愛のこじらせ、BLに逃避した日々、
セクハラ・パワハラに耐えた経験、フェミニズムとの出会い――。
実体験をもとに女を取り巻くラベルを見つめ直す渾身のエッセイ!

【目次】
<Chapter1 「女」がわからない>
「ほとんど男子校」だった大学で/わたしが女子校を礼賛したくない理由/ブラックアウト・ウィズ鏡月/『桜蘭高校ホスト部』に入りたかった/将来のためではありません/代わりの女/わたしが腐女子だった頃

<Chapter2 あなたをうまく愛せない>
『神風怪盗ジャンヌ』の致命傷/永遠にマクドナルドにいたかった/『マリア様がみてる』の呪い/牢獄の中をぐるぐると歩く/手前の女/いつかわたしを見限るあなたへ

<Chapter3 まだフェミニストって言いきれない>
切り裂かれた女たちのアーカイヴ/棒の重さを考える/未来の彼女はメイクしているだろうか?/王子様にはなれずに生きる/あなたはフェミニストですか?

【PROFILE】
ひらりさ
文筆家。1989年東京生まれ。オタク女子ユニット「劇団雌猫」のメンバーとして活動を開始後、オタク文化、BL、美意識、消費などに関するエッセイやインタビュー、レビューを執筆する。単著に『沼で溺れてみたけれど』(講談社)。劇団雌猫としての編著書に、『浪費図鑑 ―悪友たちのないしょ話―』(小学館)、『だから私はメイクする』(柏書房)など。
Twitter @sarirahira


【著者紹介】
ひらりさ : 文筆家。1989年東京生まれ。オタク女子ユニット「劇団雌猫」のメンバーとして活動を開始後、オタク文化、BL、美意識、消費などに関するエッセイやインタビュー、レビューを執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 鷺@みんさー

    ああ厭だ。なんでこんな本読んじゃったんだろう。これは面倒臭い女が面倒臭い自分を面倒臭い言葉で面倒臭く書いた本で、しんどさを感じる前に怒りを感じたのは、正しく同族嫌悪とわかってはいる。あなたが言うことの内容は理解できる。だけど一部を除いて、まず共感できない。それは近しいからこその反発だろうし、特にラストの母娘のくだりについては気持ち悪いとさえ感じたが、それは私が似たようで真逆の、「暴君な母から幼少時より愛情の名の下に依存され搾取され行動を制限された」からだろう。感想は一言、言い訳しながら甘えんな、である。

  • ぱなま(さなぎ)

    最初は赤の他人のわたしがここまでさらけだした内面を読んでもいいのだろうか、と思ってしまったほどに全編が個人的な文章だったけれど、読み進めていくほどに著者の向き合おうとしてきたこと、そしてこれから未来へ立ち向かっていくことへの決意表明のようなものを感じて励まされる気持ちだった。本来はすらすらと立板に水を流すように書こうと思えば語れてしまう言葉のスキルをお持ちの方だとは思うのだけれど、あえてそうしないよう自分を戒めているような、一歩一歩足元を確かめて振り返って踏み固めているような文章に、誠実さを感じた。→

  • しゅん

    一部の男性が作る(たとえば下ネタを薄ら笑いで共有させる)雰囲気が正になってしまい、それに対する吐き気や苦痛は抑圧される。著者は、自らに刺さった性差別的トゲの体験をひとつひとつ物語っていく。同時に、少女漫画や男性同性愛フィクションに対する複雑な心境を語る。本書の一番の特徴は、そこから共感しあえるはずの女性同士の関係が崩れていく様を痛ましく描くところだと思う。最後に著者は、崩壊の原因を考える中で母との関係を見つめることになる。何気なく幾度か登場するミルクティーの存在が、一番の救いになっているような気がした。

  • ずー

    女友達に対して重い感情を抱いている割に人間関係が他者を舞台装置として一人で完結していないかという疑念を抱きつつ読んだが、私が女友達に求めているのは”母”の役割なのだという自己分析が出てきて、そうね…となった。だが母との自他境界の分離できてなさが非常に危うく、それはそれで怖かった。「母」=「無条件に自分を承認し、甘えさせてくれる存在」をやってくれる赤の他人というのはUMAでしかないので、現実的な落とし所としては、地上のどこかにいてほしい「母」を諦め、自分が自分の「母」になる、ということしかないのだと思った

  • nonicchi

    著者がラジオ番組「アトロク」にご出演されたのがきっかけで、図書館で予約待ちして読ませて頂きました。すごく自分自身への問いかけを止めない、問わずにはいられない己にうんざりしながら、それでも進んでいく、ひらりささんの強さと思考力に感嘆しつつ、もうそんなに拘泥しない自分は年とったんだな〜としみじみ。ミサンドリーという言葉を初めて知ったし、フェミニズムを標榜するからといって、強くあらねばならないということもないんだな、という事も知れて、また新作が出たら読んでみたい、ちょっと気になる存在ですね、ひらりささん。

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