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音楽家の伝記 はじめに読む1冊 バルトーク

ひのまどか

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784636977301
ISBN 10 : 4636977300
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : プロローグ / 第1章 村にて / 第2章 歌のなる木 / 第3章 コダーイ・ゾルターン / 第4章 作曲家、ピアニスト、民族音楽学者として / 第5章 寒々とした国よ / 第6章 ブダの丘 / 第7章 第二次世界大戦 / 第8章 亡命の日々 / 第9章 内なる敵 / 第10章 孤高の人 / 注釈・参考文献 / あとがき / バルトークの人生と歴史上の出来事 / はじめにきく1曲

【著者紹介】
ひのまどか : 音楽作家。東京生まれ。東京藝術大学器楽科(ヴァイオリン専攻)卒業。東京ゾリステン他でヴァイオリニストとして活躍。東京藝術大学、故小泉文夫教授の下で民族音楽を研究。その後、作曲家の伝記や小説、音楽解説などの執筆活動に入る。「作曲家の物語シリーズ」(リブリオ出版・児童福祉文化賞を2度受賞)は全20巻中、19巻を手がけた。主な著書に『戦火のシンフォニー』(新潮社・第25回新日鐵住金音楽賞特別賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 那智@灯れ松明の火

    すごく分かりやすくて勉強になった。バルトークの人生を語る上で、第一次・第二次世界大戦が大きく関わってくるというのがよく分かったし、まだ理解の足りないところもあると思うのでまた何度か読み直したい。作曲家人生に於いてコダーイという友人の存在も大きい。ハンガリーが日本と同じく姓名の順なのも知らなかった。著者が実際に現地に足を運んで取材し、実際に彼を知る人から話を聞いているので生きた文章だった。NYに住んでたのにバルトークの聖地を巡らなかったので、次に行く機会があれば見て回りたい。ハンガリーもいつか行ってみたい。

  • Toshiyuki Marumo

    素晴らしいバルトークの伝記だ。 文章は平易に書かれているけれど決して子ども向けにレベルを下げたものではなく作者の熱い志がうかがえる。 作者のひのまどか氏は東京藝大器楽科卒業で東京ゾリスデンでヴァイオリニストとして活躍。小泉文夫氏の下で民族音楽の研究を行い、後に執筆活動に入ったバルトークの伝記作家としてふさわしい人。 この本の原書は1989年に出版された本の増補改訂版で発行日は2022年4月10日だからまだ発刊されたばかりだけどバルトークの人生は現在のウクライナ情勢下の世界の状況と恐ろしく呼応するようだ。

  • マイケル

    歴史に翻弄されたハンガリーの作曲家、ピアニスト、民族音楽学者バルトークの生涯。幼少より病弱で身長低く体重45Kgで第一次世界大戦の兵役検査ではねられたが、手は大きく鋼のテクニックピアニストとして活躍。フォノグラム持って民謡採集の日々という学者肌は親譲りか。姓が先で名が後や五音音階という東洋との関連を研究。「非国民」との罵倒は先日読んだ「天上の葦(太田愛)」を思い出す。ナチスを逃れてアメリカ亡命後の仕事減少と体調悪化で苦労。終戦後に生きて帰国はかなわなかった。本書の日本ネタは「日独伊防共協定/三国同盟」。

  • Yori

    図書館から改定前の版を借りて読みました。 第一次世界大戦から第二次世界大戦という激動のハンガリーを背景にしたバルトークの生涯。 背景のハンガリー情勢もしっかり書かれており、 ロシアのウクライナ侵攻が現在進行系な今読むと、かなり臨場感が…

  • 723

    第一次&第二次世界大戦、複雑な政治事情に自国が翻弄される時代に生きたバルトーク。国境なんてただ人間の引いただけの線だということを、民謡の採集を通じて証明してくれた。病に蝕まれるなか、平和や友愛への強い意志を感じて、音楽というよりその思想が素晴らしいな、と感動した。

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