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日本のヤバい女の子

はらだ有彩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760149841
ISBN 10 : 4760149848
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • aquamarine

    日本の昔話や神話に登場する女の子たちを著者目線の理屈やツッコミで紹介するエッセイ集。虫愛づる姫君、皿屋敷のお菊、かぐや姫、イザナミノミコト、八尾比丘尼…。和歌のやり取りをLINEで表現し「〇〇、そんなにわるくなくない?」とか言っちゃう表現にニヤリとします。可愛らしいイラストもぴったり。一方で、イザナミノミコトの反論からの思いがけない想像など、胸が痛い部分もあります。好きならどんな姿形でも人間でなくても、と簡単に言い切ってしまえる著者が眩しかった。ヤバい女の子への愛しさがぎゅっと詰まった楽しい一冊でした。

  • ☆よいこ

    昔話の女の子のことを考えながら「私も大変だけど、あんたも大変だったんやね」と語るエッセイ。物語の中での「役割」を取り払い、ひとりの人間(女友達)として語りかける[T:いなくなる女の子たち]おかめ/うぐいす女房/人に知られざる女盗賊(今昔物語)/虫愛づる姫君[U:キレる女の子たち]飯食わぬ嫁/鬼怒沼の機織姫/イザナミノミコト[V:人間やめる女の子]清姫/かぐや姫/オシラサマ/八百比丘尼[W:殺す女の子たち]お露/乙姫/お菊/ある末娘[X:ハッピーエンドの女の子たち]鉢かづき姫/織姫/トヨウケビメ/女右大将▽

  • あっか

    日本神話や昔話に登場する女の子たちに、現代視点で解説&ツッコみを入れる痛快エッセイ。え?ヤバくない?ていうかあり得なくない?というスタンスで語られる彼女たち(イザナミや番長皿屋敷、かぐや姫など)、そして物語自体へのツッコミが古典の新たな側面に気付かせてくれます。イザナミの話、今まではただ「イザナギ酷い奴!」と思ってたけど、著者の考察には納得しちゃうような切なさがあったなあ…そう、著者独特の考えがとにかく面白くて刺激的。当時の姿、現代風にした姿のイラストも味があって好き。古今東西ずっとヤバい、日本の女子。

  • papako

    京都のおしゃれ本屋さんで見かけて。うーん、イマイチ。昔話とか伝説に出てくる女性の状況を解釈するんだけど、何でもかんでも現代ならって言っているだけ。しかもどれもこれも一辺倒な解釈だから飽きてくる。ラストの方は少し変化があったし、ちょっと良かったけど。私とはあわなかったので、残念。

  • がらくたどん

    松田青子さんの『おばちゃんたちのいるところ』が昔話・伝説の中の女性達が今思えばという本音を携えて現代女性を応援しにやってくる物語なら、本書は作者が伝説の中の女性達の下へ今ならばという本音を聴きに行く設定のエッセー。語り継がれるという事はそれ自体が稀有な事象だし、聞き捨て語り捨ての口承文芸は表の物語が裏に思わぬ寓意を隠すことも多いのだが、昔ばなしの中の女性に現代の女性が感じる束縛や理不尽を投影して現代の女性として再生する手法はシンプルだけどとても面白い。時代の空気を取り込みながら語り継ぐ姿なのかもしれない

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