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つげ忠男コレクション 吉田類と読む ちくま文庫

つげ忠男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480437808
ISBN 10 : 4480437800
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan

Content Description

釣り師、無頼漢、娼婦、世捨て人…。焼け跡闇市の残照を内に抱えながら“たしかな生”の手触りを渇望する人びとの軌跡が一瞬の光芒を放つ。下町の場末や路地裏、特飲街に、失われゆく戦後風景が明滅する伝説の作品群。作者の生地・立石の横丁をこよなく愛する風狂の酒場詩人が『ガロ』以降の珠玉作を選び出す。つげ忠男・吉田類初対談収録。文庫オリジナル。

【著者紹介】
つげ忠男 : 1941年、東京に生まれる。中学卒業後、採血会社に勤務。兄・義春の影響で漫画を描きはじめ、貸本誌『街』でデビュー。その後、『ガロ』を中心に『どぶ街』『無頼平野』(95年に映画化)などの代表作を発表

吉田類 : 1949年、高知県生まれ。画家として主にパリを拠点に活動後、イラストレーターに転身。90年代からは酒場探訪や旅に関する執筆を始め、BS放送『吉田類の酒場放浪記』で多くのファンを得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Vakira

    つげ忠男さんは遥か昔に幻の月刊漫画誌「ガロ」で読んだ事がありますが、幼過ぎて意味判らなかった思い出。最近のちくま文庫の昭和マンガコレクション企画に感謝です。今読めて嬉しい。新鮮です。確かに子供には無理。つげと言えばつげ義春さんですが、つげ義春さんは忠男さんの実兄です。つげ義春と言えば温泉旅情マンガを思い出しますが、つげ忠男の場合は釣りですな。釣人の日常の一コマ。単なる日記の様でもあるのでエッセイ漫画とも読める。無頼漢の話もいいですが、初期のゴッホの話。青春純文学漫画。次は泉谷しげるさんお願いします。

  • 阿部義彦

    ちくま文庫オリジナル。つげ義春さんの実弟のつげ忠男さんの漫画です。作風はお兄さんと極めて似ていますが、暴力描写が多めで、社会からはみ出たチンピラやヤクザ、娼婦なんかが頻繁に取り上げられます。堪能しました。特に終わり方がよく、「リュウの帰る日」の「だから、、、どうだと?」なんて最高です。兄弟の血は争えないものだなーと思いました。興味のある方は是非手に取ってください。底のほうからじんわりと来る読み心地です。

  • gtn

    兄義春との違い。弟忠男と比べると、まだ兄の方が、まだストーリー性がある。弟は日記の様だ。兄以上のリアリスト。

  • yoyogi kazuo

    つげ忠男のことは、ちくま文庫の高野慎三「つげ義春1968」に一章を割いて書かれているのが印象深かった。森田童子が「つげ義春を越える唯一の私小説的劇画家」と書いたつげ忠男の作品世界の一端が垣間見える一冊。シリーズ化を強く望む。

  • 百じ

    舟に棲むのDIY後の舟の棺桶感が凄い。ロン毛グラサンのおっさんがかっこいい。

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