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不安を力に変える ゆるっと哲学

ただっち

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784827212372
ISBN 10 : 4827212376
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

歴史上の哲学者たちは、不安の正体を明らかにする方法や、不安の正体とつき合っていく方法について、考えをめぐらせてきました。幸か不幸か、いつの時代も「人間が抱く不安の本質」は変わりません。だからこそ彼らの考えは、今なお有効なのです。

目次 : フロム「愛するということ」―愛されなくて不安/ ショーペンハウアー「その人が何者なのか」―つい、自分と他人を比較して不安/ ヘーゲル「主人と奴隷の弁証法」―他人に使われてばかりで不安/ アリストテレス「エネルゲイア」―「成功者」になれなくて不安/ ベルクソン「純粋持続」―いつも時間に追われるようで不安/ シオラン「怠惰の高貴さ」―「意識高い系」を見ると不安/ サルトル「まなざし」―他人の目が気になって不安/ ウィトゲンシュタイン「言語ゲーム」―「空気」が読めなくて不安/ ドゥールズ(とガタリ)「逃走線」―逃げだしたいことが多くて不安/ ボードリヤール「記号と差異への欲望」―買っても買っても満たされなくて不安/ ニーチェ「永劫回帰」―「やり直したいこと」だらけで不安/ ジジェク「相互受動性」―惰性で働いてしまって不安/ ハンナ・アーレント「許しと約束」―人間関係がうまくいかなくて不安/ パスカル「みじめさの自覚」―承認欲求を捨てきれなくて不安/ ブッダ「怒りにうち勝つ」―イライラしやすくて不安/ デカルト「方法序説」―仕事で結果が出なくて不安/ カント「エゴイズムと複数主義」―他人から批判されて不安/ フロイト「死の欲動」―この世からスーッと消えたくなって不安/ ハイデガー「先駆的決意性」―「やる気」が出なくて不安/ カミュ「不条理を生きる」―生きている意味がわからなくて不安

【著者紹介】
ただっち : 東京大学大学院にて、社会心理学・社会情報学を専攻中の現役・東大院生。現在は哲学の概念を用いながら、研究に取り組んでいる

小川仁志 : 1970年、京都府生まれ。哲学者・山口大学国際総合科学部教授。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)を経た異色の経歴。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職。大学で新しいグローバル教育を牽引する傍ら、「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。また、テレビをはじめ各種メディアにて哲学の普及にも努めている。最近はビジネス向けの哲学研修も多く手がけている。専門は公共哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • そろけん

    タイトルの通り、ゆるっと哲学が、ゆるキャラウサギにより分かりやすく解説されている スロベニア哲学者ジジェクの説く『相互受動性』は初めて聞く言葉で面白いと思った 他人の快楽を自分のものとしているということを言い 例えばYouTubeを見て無自覚的に「自分もそのように行動したつもり」になっている状態 やりたくもない仕事で忙しい毎日を過ごす人が陥りがちだと言う 能動的な行動を起こすために その嫌な仕事こそ一度立ち止まって受動的になることも必要だと理解した

  • 海戸 波斗

    主婦なのに東大大学院生。なるほど、熟読中。ごもっともなことが書いてある。嫌なら辞めろ。文句あるなら代われ。他人に期待しない。が来年2021年の取り組むべきテーマだな。

  • みにーめい

    よく考え事をいる私にとってものすごく響く本だった。哲学って難しいイメージがあったけど自分が知らないうちに考えてることの解決に繋がるんだなと。個人的に自分のどんな状況も自分の意識次第でネガティブにもポジティブにもなるって言葉が印象に残ってる。

  • めかぶおじさん

    さまざまな不安の原因を疑い違う視点でとらえ直し、新しいものの見方を教えてくれるのが哲学ですが、どうしてもお堅いイメージがありますよね。この本は漫画も交えながら優しく解説されており、哲学初心者の私でも読みやすかったです。

  • nyaaaaa

    漫画と簡潔にまとまった文章で、とても読みやすかったです。 死にたいって思うのは、実は当たり前の感情だったのかーと思ったり。 どんなに世の中が変化しても、人間の悩みは昔からずーっと変わらないんだから、まぁ私が悩んでることも「よくあること」なんだろうな、と思いました。 モヤモヤ思考から抜け出せない時、この本の内容を思い出したいです。

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