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すべては子どものためだと思ってた

しろやぎ秋吾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784046831743
ISBN 10 : 404683174X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

土井くるみは長男・こうたに特別じゃなくても普通の幸せをつかんでほしいと考えていた。しかし、こうたは体が弱く、自己主張もあまりしないことから小学校のヒエラルキーが下であることをくるみは知ってしまう。
また、こうたが進学予定の地元の中学校は生徒の素行のせいで評判が悪いという情報に触れたくるみは、親が行動しないと子どもに普通の幸せはつかめないという思いからこうたの中学受験を決意する。
受験勉強を頑張るこうたのために時間を惜しんで様々な情報を仕入れて実践していくくるみ。
だが、くるみの子どものための思いはこうたを、家族を次第に追い詰めていくのだった――。
果たして「子どものため」の正解とは何なのか。毒親問題に切り込む意欲的セミフィクション。

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みーあ

    ★3 こころって誰?って思いながら読んだ。切ない。

  • hare

    教育虐待ってこわいよね。親の頑張りはすごいのに、努力の方向があさって向いてて、悪にしかならないという、悲惨さ。いっそ、何もしなければ良かったのに、ただ衣食住を提供して子どもを愛でていれば良かったのに、ということになってしまうのが子育て………普通やけど、されたら嫌なことはしたらアカン。

  • ちろ

    胸糞

  • あやめ

    んー、後味は決して良くないけど、悪くもないのかなとw これで救われちゃったら、全国の毒親持ちの皆さんキレますよね。大抵の子どもは、親の束縛から解放されたいって、思ってんじゃないすか。子供のため、なんてのはおこがましいってことに気づいて欲しい。子らは、ふつーにあと数年頑張れば未来は開けるから耐え忍べ、と思った。性に踏み込んでくるのは同性の場合であっても相当、無神経なのにアレはヤバい。まぁフィクションだけどw こころは、存在だけ示されてて、最後あたりに出てくるんだろうなと思ってたけど、こういう役割とは

  • やわらか

    最初は生まれてくれるだけでいいと思っていたのに、この不安定な社会で子どもが困らないだろうか?幸せに生きていけるのだろうか?と言う不安から、子どもへの要求が増えていってしまう気持ち、わかるなぁと思って読みました。でも子供の人生は子供のものなんですよね。そこを意識していないと、この母親の様に境界がなくなってしまう。押見先生の血の轍と同じようなエピソードも入ってましたが毒親あるあるエピソードなんですかね?よくある事なのか??と思ってそこが気になりました!

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