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たまごのはなし

しおたにまみこ

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784893096838
ISBN 10 : 4893096834
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan

Content Description

注目の絵本作家、しおたにまみこ初の絵童話!ある日とつぜん目をさましたたまご。はじめて歩き、はじめて話す。マシュマロを起こして、キッチンの台を降り、探検にも出かけます。読めばよむほどに引きこまれる不思議なお話を、3話収録。

目次
第1話 めをさましたら
第2話 さんぽ
第3話 あめのひ

【著者紹介】
しおたにまみこ : 1987年、千葉県生まれ。女子美術大学工芸学科卒業。背景美術制作会社勤務を経て、絵本作家となる。はじめて制作した絵本『やねうらおばけ』が、2014年第15回ピンポイント絵本コンペ優秀賞を受賞。繊細な鉛筆画で描き出す独特の世界が、読者を引きつける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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大人向けでもあり子ども向けでもある。まず...

投稿日:2021/06/25 (金)

大人向けでもあり子ども向けでもある。まず絵だけを見てみる。とてつもなくシュール。絵だけでも何回も楽しむ。そして文を読む。哲学じゃないか。人が人として意識を持つのはいつか?他人との出会い、差別や偏見、ひっくるめて「人が生きるとは」大人が読めばこんな感じ。子どもが読んでも「卵さんとマシュマロさんのお話 」としてとても面白いと思う。大人に絵本のプレゼントするならこれがいい。

ヒデヨシ さん | 奈良県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    「第14回MOE絵本屋さん大賞2021」第2位ということで読みました。(BEST10 10/10読了) シュールでユーモラスな大人絵本、BEST10の中では毛色の違う作品です🥚🥚 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000698.000046848.html https://youtu.be/px1uWXKZib4

  • やすらぎ

    みんな心配してくれる。私たちが食べ物だから汚れてはいけないって。でもね、当たり前のことなんてないんだ。自由でいいねって、そう見えるかもしれないけど、いろいろとあるんだよ。ずっと考えていたんだ。考えていないときもあったけどね。いくら考えても言葉にしなければ伝わらないんだって。本当にそうだよね。見つめることはできる。笑うことだってできるけど、手紙みたいに残したり、言葉を添えて慰めたり、想いを伝えることで振り向いてくれるんだね。雨の日は考え事をするのにぴったりだ。答えなんて出ないけどね。自分ってなんだろうって。

  • しんごろ

    なんとシュールなこと。妙なユーモアが心をくすぐり、絵も癖になるね。絵と文が見事にマッチしている。でも、マシュマロが、トイレットペーパーに見えてしまった(笑)。

  • 愛玉子

    表紙の佇まいからして、ただのたまごじゃない。丸い体にほっそりした手足はとってもお洒落でちょっぴりキモく、アンニュイな表情を浮かべることが多いセンター寄りの顔は、パーツのツヤ感がまた素晴らしい。私は趣味で少し鉛筆画を描くのですが、この絵本の繊細なタッチは技術が高すぎて、どう描いているのかさっぱりわからんレベルです。ある日目覚めて歩き出したたまご。上から目線で淡々と語る内容は哲学的でシュール、マシュマロとの会話や静かに暴力的なことをやっちゃうブラックさも面白く、クセになる読み心地。ぜひ続編も出してほしいです。

  • Willie the Wildcat

    自我形成。自身の理解を深め、他者との関係性を認知。他者との共通項と差異の認識を通した自己への回帰。転機は、”ナッツ”。究極の正論が齎した視野の広がりと、辿り着いた最後の場面の日差しとたまごの表情の変化。成長。偶然著者のインタビューを目にして、手に取った一冊。源泉の『Humpty Dumpty』、丹念に絵を壁に貼り、”粗探し”をされたとのこと。確かに、「主人公は著者の願望」と語った著者の言葉に嘘はない?!シュールでシニカル、気づくとふと自分の過去を重ねることもあるのがミソ。笑うに笑えない読後感。

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