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四角い卵 サキ・コレクション

Saki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784892194030
ISBN 10 : 4892194034
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    【サキ誕生日読書会’21(12月10日〜12月18日)】サキの短編集だが、戦争や政治を風刺する作品が目につく。サキが戦死する直前に書いたという「西部戦線の鳥たち」も収められている。そういう目で見ると、なんとも意味深に感じる。サキ独特の女性感が見える作品もある。今だと色々問題ありそう。今年も、このイベントに参加し、サキの奇妙な世界に触れることが出来た。イラストも不気味でいい。

  • HANA

    今回は後期短編集から採られた作品が中心で、前巻に比べ読みやすい。一番うれしいのは我らがクローヴィスを始め、独特の論理と諧謔を弄する主人公の多いこと。何となくモンティ・パイソンを思い起こさせる作品も多く、やはりこの辺はイギリスの伝統的なものかなあ。面白かったのは最後の数行で噴出さずにはいられない「祝典式次第」おなじみの主人公の「クローヴィス、実務の冒険心なるものについて語る」「ミセス・ペンサビーは特例」。と思えば童話風の「地獄に堕ちた魂の像」とか戦場を舞台にしたエッセイもあり、バラエティに富んだ一冊だった。

  • キムチ

    難解といわれるサキ、しかもこの装丁!版画家の池田氏の手になるものだが、好き嫌いが分かれそう。結構どぎつい。ほぼ100年前の作家、活躍した時期は列強がしのぎを削り、女性の地位は低く、パンチ漫画絶頂期。それを先入して読むと、少〜しだけふむふむ。12の短編が並ぶ。お気に入りは「西部戦線・・」→恐ろしいほどに冷めた視線、作者の脳裏から放たれる矢が読み手の感受性にグサッとつきささる。鳥の生態描写は絶品!「祝典式・」→ヒューマニズムへの悪からの挑戦をほぃっと投げつける!「地獄の議会」→

  • マリリン

    表題作を読み不思議な世界観に惹かれた短編集。特に印象に残ったのは刑務所から出たがらない理由が面白く風刺のきいた「屈辱の顛末」、避難する場所を与えていた悪魔と言われる像と小鳥の心温まるストーリーの顛末が哀しくも風刺的な「地獄に堕ちた魂の像」、最後の雄牛の登場が喜劇的で、独特な女性観を感じた「祝典式次第」。独特な挿絵からもその女性観が伝わってきた。コミュやグループは苦手だけど、未読の作家さんの作品を読んでみたくて参加した。機会があったら他の作品も読んでみたい。凝った装丁も気に入った。【サキ誕生日読書会’21】

  • ワッピー

    サキ誕生日読書会’20紹介本。「幻の昼食」「警告されて」「ミス・ペンサビーは特例」「地獄に堕ちた魂の像」「四角い卵」「西部戦線の鳥たち」「祝典式次第」「地獄の議会」「猫はこうして成功した」「クローヴィス、実務の冒険心なるものについて語る」「東棟」の12編を収録。風濤社版は「レジナルド」以来で、サキの歪みや冷酷面を強調したと思われる池田俊彦氏の挿絵がシンボルですが、ちょっと黒すぎて、洒脱な面が消えてしまう気がします。とはいえ、ドライな翻訳文はイメージに合っていて、読みやすい。サキの翻訳が増えてうれしい限り。

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