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地下鉄サリン事件20年 被害者の僕が話を聞きます

さかはらあつし

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784844376767
ISBN 10 : 4844376764
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1995年3月20日、サリンがまかれた車両に乗り合わせ、いまも後遺症と闘い続ける一人の被害者。極刑を免れた元オウム真理教幹部。その2人が20年の時を経て初めて向かい合った6時間の記録。

目次 : 第1章 一九九五年三月二十日八時四分、あの日いつものように(疑問、感じたことをそのまま言葉に/ いつものように地下鉄に ほか)/ 第2章 「絶対的帰依」という無限ループ(「オウムの総括はすべて読みました」/ チベットの高僧から教えられたヴァジラヤーナ ほか)/ 第3章 被害者の二十年、元オウム幹部の二十年(正体不明の異変を抱え/ 何かに突き動かされて ほか)/ 第4章 被害者六千人超、その賠償と責任(終わらないし、許されない/ 憎しみはないのか ほか)/ 第5章 宗教の本来の役割とオウム問題の根(本来はセーフティネット/ いまの若者が宗教に入る理由 ほか)

【著者紹介】
さかはらあつし : 映画監督、路上の哲学者。1966年、京都府に生まれる。京都大学経済学部でゲーム理論と組織の経済分析を専攻。卒業後、電通に入社するが、地下鉄サリン事件の被害者となり退職。渡米してMBAを取得し、シリコンバレーでベンチャー企業に参加する。2001年には、製作に参加したアメリカ映画「Bean Cake(おはぎ)」がカンヌ国際映画祭短編部門でパルムドール(最高賞)を受ける

上祐史浩 : 「ひかりの輪」代表。1962年福岡県に生まれる。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程を修了後、宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構)に。大学院在学中にオウム真理教に入信、宇宙開発事業団を1年で退職し出家。地下鉄サリン事件発生時にはモスクワに滞在、事件後に帰国し教団のスポークスマンとなる。偽証罪で逮捕され、出所後「アレフ」代表となるが2007年に脱会し麻原帰依から脱却、「ひかりの輪」を設立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ばっぱら

    幹部にまで上り詰めた人達は、何事にもストイックに取り組むことができ、実社会でもそれなりの地位を築くことができた。 ただ、実社会では、がんばったとしてもここまでという、制約がどうしても、麻原からの「信仰宗教の大幹部」や「世界を変えられる」という誘惑に自尊心を刺激させられる。 麻原は半盲という障害の中、誇大妄想で自尊心を満たし、違法な方法でそれを実現していく。 上祐さんは、オウムにより社会から離脱したが、最後に社会に戻るのが良いシナリオとのこと。 それができないのは、過去を清算し切れていないのか何なのか。

  • かりん

    3:《加害者(側)と被害者の冷静な対談。》『サリンとおはぎ』は衝撃の書で、さかはらさんは今でもたまに動向を調べてしまうお方。今回は、上祐氏との対談。「まさか」でもあり「ああ、っぽい」でもあります。どちらも当事者だからこその客観性を持っているし、自分が麻原のような境遇で生きてきたら同じような選択をしてしまうかも、とまで言っています。ただ、深いようでつっこみ切れていない感じがしてしまった……難しいですね。「絶対の世界」「相対の世界」の話が興味深かった。

  • AZUSA

    映画『AGANAI』を観た後に読みました。映画を観て感じていた監督自身への違和感がここで明らかになった気がします・・・。対談は特に新しいことが明かされたりするわけではなかった(個人的には)のですが、被害者側と加害者側の組織にいた人の対話は貴重だと思います。そういう意味で読むべきかも。

  • ヒッチ

    この本の企画そのものに圧倒されますが、対談の内容もなんと書いていいかわかりませんが、衝撃でした。トイレに行くことも出来ないで、最初から最後まで目が離せず一気に読むしかできませんでした。地下鉄サリン事件を始め一連のオウム真理教の事件は、事件として終わらせることは出来ない、ずっと考えていかなければいけない問題だと思いました。

  • misonikomi

    オウム関連の本ということで読んでみようと思ったのですが対談相手の被害者の方というのも、 「共通一次150点/1000点→三浪して滋賀大学→友人の再受験につきあい四浪で京都大学→電通入社→サリン事件にあって退職→アメリカで就職・MBA→元オウム信者の妻と結婚・離婚→クラウドファンディングでお金を集め映画をつくる といういろいろすごい経歴の持ち主の方でした。 「上祐の作務衣が高額なものである、というのは嘘」「私は自分でやってみてそう思うまで人の言うことは聞かないんですよ」というところが印象に残った。

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