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ライオンのくにのネズミ

さかとくみ雪

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120058486
ISBN 10 : 4120058484
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan

Content Description

【書店員が選ぶ絵本新人賞2024大賞作品】
父親の転勤でライオンのくにに引っ越したねずみの家族。
ライオンが怖くて仕方がない子ねずみだったが、あることをきっかけにライオンと対決することに。
使う言葉も習慣も体の大きさも違う彼らはわかりあうことができるのか?

「優しさと勇気」についての絵本としても、「国際理解教育」の教材としても読める、幅広い層に届けたい1冊。

【著者紹介】
さかとくみ雪 : 1980年生まれ、宮城県出身、ドイツ在住。武蔵野美術大学通信教育課程を卒業。卒業後もアートや絵本の制作を行い、第9回三鷹市星と森と絵本の家「回廊ギャラリー展示絵本作品公募」最優秀賞、「SHIBUYA ART AWARDS 2023」特別賞などを受賞(Miyuki SK名義)。2024年、本作で「書店員が選ぶ絵本新人賞」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やすらぎ

    ライオンのくにの学校に通っているライオンとネズミとリスは、それぞれの立場や環境があり、いろんな考えや行動様式を持っている。進化の過程で種が違うのだから、差異は当然かもしれない。それでもこの星に棲む生物としては仲間であるが。この絵本には、それが人間だったらどうなのかなという問いが込められてる。読者がそれぞれの視点に立ってどう感じるのか、自身に置き換えて思いを巡らしてみようと。みんなの表情をよく見てごらん。ライオンの瞳は優しいし、ネズミもリスも穏やかだよ。先入観を持たずに触れ合えれば、きっと答えは見えてくる。

  • starbro

    書店員が選ぶ絵本新人賞2024大賞作品ということで読みました。ライオンの絵が迫力満天です。 転校生に読んでもらいたい絵本でした🦁🐭🐿 https://www.chuko.co.jp/tanko/2024/11/005848.html

  • ☆よいこ

    絵本。国際理解、多様性理解▽父親の仕事の都合で、ネズミの少年はライオンの国に引っ越してきた。学校ではライオン語がわからず、体の大きいライオンに驚くばかりで涙する。やっとリスの女の子と仲良くなり、手助けしてもらう。戦争のせいでリスの国から引っ越してきたリスの女の子を守るために、ネズミは大声をあげる。サッカーならライオンにも負けないぞ▽言葉も文化も違う国でどうしたらいいのか。少しの勇気と向き合う心があればいい▽著者はドイツ在住。絵が可愛い。メッセージも良い。2024.11刊

  • Willie the Wildcat

    心の痛みに寄り添い、「共通項」を通して接し、深める理解。Bottomに触れ、爆発したネズミの場面は少しグッときた。心でモヤモヤのまま放置することなく、言葉にすることの意味・意義を示唆する過程を経て、迎える最後の”変化”。対象年齢を念頭に、多様性や地政学などをとても分かりやすく描いている気がする。一瞬ぎょっ!としたのが、ネズミの両親が”ライオン化”する場面。子供の不安、気づいてあげたいですね。

  • ままこ

    ネズミの国からライオンの国に引っ越してきたネズミ一家。大きさも違うし言葉も違う。怯えて戸惑う子ネズミだったけど…。子ネズミが想像したライオン語を話す親ネズミ妖怪みたい。心を開いてお互いを尊重し、わかり合うことの大切さ。勇気を出すことが最初の大きな一歩。ラストはそういうことだね。【書店員が選ぶ絵本新人賞大賞】

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