Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• やすらぎ

  読了日：2023/11/14

  この世界は七つの色に染まっている。青い空や水、草木の色、花の色、太陽や月の光。童話作家のこやま峰子さん作、画家のやなせたかしさんの絵で、「にじいろのしまうま」が世界を一色ずつ彩っていく絵本。幸福の感じ方。今ここにあるものは当たり前ではなく、空にかかる虹色もいつかは消えてしまうもの。その空を見上げていると少し切なさを感じてしまうけれど、失ったものがまた戻ってきたときの感動は、大きな喜びと感謝に変わる。ありがとう。誰かのために動けるって素敵なこと。皆の笑顔が見たいから。心を温められる不思議な力が絵本にはある。

• 藤月はな（灯れ松明の火）

  読了日：2025/05/03

  不思議な虹色のしまうまは森のみんなと幸せに暮らしていた。しかし、ある日、彼らの棲む場所は一変してしまう。彼らを救う為に虹色のしまうまは祈った「自分にできることはなんでもする」と。そして・・・・。どこか宮沢賢治作品を思わせる作品。ただ、宮沢賢治作品と違い、その自己犠牲を分かってくれるものがいて報われているのが救いか。しかし、後のアンパンマンに出てくる登場キャラクターらしき動物たちを見つけてはそわそわしてしまった(笑)

• annzuhime

  読了日：2023/12/03

  図書館本。誰かのために自分が動く。鮮やかなにじいろのしまうま。その心もとても鮮やかだったね。それにしてもカバがカバオくんにしか見えない。さすがやなせさん笑。子どもたちも「カバオくんがいる！」と大喜びでした。

• たーちゃん

  読了日：2022/07/29

  誰かの幸せの為にすることって素敵なことですね。かりるときにパラパラっと中身を見ていたらカバの絵がカバオくんにそっくりだったので、すぐ誰が描いた絵か分かりました。

• ひめぴょん

  読了日：2023/11/21

  我が家の子どもたちが小さいころにもこの本はあったんだなあ。知らなかった。子どもに読み聞かせるのに良いなあと思いつつ読了。　「わたしが　できることは、なんでも　いたします」と　みんなのために　いっしょうけんめい　おねがいをしたしまうま。祈りが叶えた恵みにみんなが喜ぶ。そして、みんなはしまうまにありがとうのプレゼントをし、ありがとうの歌を歌う。自分ができること以上のことを祈りの力で引き出すことができるということはあるのかもしれない。そして、その祈りをした人への感謝を示すことで新しい何かが生まれるかもしれない。

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