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くらべて、けみして 校閲部の九重さん 2

こいしゆうか

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103553922
ISBN 10 : 4103553928
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

表現の自由か、差別への加担か。校閲者たちの煩悶と戦いは止まらない! 校閲部の丹沢が受け取った、社外校正者からの一通の手紙。小説のゲラを読み、LGBTQの観点から表現を改めるべきではという鋭い指摘が――。ゲラの向こうにいる編集者、そして物語を書いた作家を相手に校閲者はどこまでできるのか!? ときに変態的執念で文字を追い、ときに作品世界の深部に迫る校閲者たちの物語?

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ネギっ子gen

    【文は人だから】校閲者の日常を軽妙に描くコミック、第2弾。今回は「外校さんからの手紙」が良かった。外校とは社外校閲者のことで、この社では一つの作品のゲラに対し、社員校閲者と外校合わせ3名が目を通す。LGBTQがテーマの作品だが、外校さんから手紙で「差別を認める表現になっている」という指摘を受けた男性校閲者は、「会社も一度、それで問題になってますが、どこか話題を避けがちですよね」と話す。新潮社校閲部が舞台ですから、2018年にLGBTQへの表現が差別的だとの批判を受けた月刊誌「新潮45」のことでしょうね。⇒

  • shio

    小さい文字が読めなくなってきた今日この頃。校閲の場面を想像するだけで酔ってしまうけれども、やはり奥が深くて面白い!!タイトルとか、大きなところだからこそ誤字を見落としてしまうって、分かるな〜。絶対やってまうわ。三省堂や新明解、明鏡国語辞典や、人名事典、近代文学大辞典など、校閲部員によって愛用する事典にもいろいろあって興味深い。編集VS校閲も、それぞれに作品を思うからこそなんですね。モデルになってる新潮社の社食、関係者として行ってみたい✨安くてちょっと個性的なメニューも素敵!梅干しグラタン、気になる〜!!

  • oldman獺祭魚翁

    子のエピソードもっともっと読んでみたいのだが、今後はWebということ……いやいやもっともっと紙で出して欲しい。校正だけでなく校閲と言う興味深い分野だから、もっともっと知りたい。お願いしますよ新潮社さんm(__)m

  • どぶねずみ

    校閲部の仕事の細やかさと、九重さんの誠実さが光る作品。文章の些細な違いを見つけ、訂正しながら完成度を高めるプロセスに知的好奇心がくすぐられる。言葉の奥深さや伝わり方へのこだわりが随所に表れており、文章というものを新たな視点で見るきっかけになる。仕事に対する真摯な姿勢と人間関係の細やかな描写が心地よく、日常の中にある一つの専門職の世界を丁寧に覗き見る楽しさがある。

  • 阿部義彦

    小説新潮での連載漫画これにて雑誌連載は終了ですが、webにて引き続き連載するとの事です。1巻では基本的な漢字や語句、事実確認、など想像の範囲でしたが、この巻では、更に表現の内容やポリコレ、差別にも踏み入って、前後編と長くなり編集者も入り交じっての本当にここまでやるのか?の実に面白く勉強にもなりました。因みに外校の丸山ちゃん、パンク、オルタナロック好きで実にタイプです。インドア派に見える丹沢君の趣味が山歩きなのは、安西水丸さんの影響なのですね、素敵です。編集の叶さんも校閲部に関する見方も変化。九重さん渋い!

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