くすのきしげのり / 石井聖岳

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おこだでませんように

くすのきしげのり / 石井聖岳

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784097263296
ISBN 10 : 4097263293
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ぼくはいつもおこられる。家でも、学校でも。昨日もおこられたし、今日もおこられてる。ぼくはどないしたらおこられへんのやろ…。いつも誤解されて損ばかりしている少年が、七夕さまの短冊に書いた願いごとは。

【著者紹介】
くすのきしげのり : 1961年生徳島県生まれ、鳴門教育大学大学院修了。鳴門市立図書館副館長をへて、現在、鳴門市立林崎小学校教諭。広い視野に立つ心の教育の研究と、児童文学の創作を続けている。日本児童文芸家協会評議員、徳島児童文学会会長

石井聖岳 : 1976年静岡県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒業。絵本やイラストの仕事をしながら、学童保育で6年間子どもたちの世話をする。小川未明の絵本『電信柱と妙な男』(架空社)の絵で注目をあつめる。『ふってきました』(講談社)で日本絵本賞、講談社出版文化賞絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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男の子が不服そうに口を結んだ表紙。変な題...

投稿日:2021/04/22 (木)

男の子が不服そうに口を結んだ表紙。変な題名。いったいどんな絵本?と思いますが、さすがはくすのきしげのりさん。読み終わったころにはこの男の子が愛おしくて、自分の子が愛おしくて、なんだか涙までこぼれてきます。

Hiro さん | 鳥取県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 海猫

    童心にかえる、というよりは大人として考えさせられる絵本だった。

  • やま

    おこだでませんように 2008.07発行。字の大きさは…大。きかんきの強い男の子を力強い筆遣いで、描かれています。この男の子が、魅力的で、とてもいい顔をしています。小学生の男の子が、良かれと思ったことも、母親や、小学校の先生に怒られます。なぜ怒られるのか…。少し人と違うからか…。少し人との距離の取り方が違うからか…。周囲の理解が得られずに。怒られる男の子が、学校で七夕の日に、短冊にお願いを書いて「おこだでませんように」それを見た先生が、涙を流して男の子の気持を理解してくれます。これから男の子は、笑顔で…。

  • masa@レビューお休み中

    誰だって怒られてうれしい人なんていない。妹とだって遊んであげているし、給食当番だってきちんとしているし、休み時間だから歌を歌っているだけだし…。でも、何をやっても怒られる。お母ちゃんは、妹を泣かしたと怒るし、先生は給食を盛りすぎた、静かにしろと怒る。どうしたら僕は怒られないのだろうか。どうしたら褒めてもらえるのだろうか…。小学校一年生の男の子の物語です。怒られたくないという気持ちすごくよくわかりますね。一匹狼のように見える彼も子どもなんだなとうことが、ある行動でわかりますよ。

  • これはやばい。思わずラストで泣いてしまった。叱られるのと怒られるのは違いがある。この絵本の主人公は親からも教師からも「怒られてばかり」の小学1年生の少年。良かれと思ってやったことや、自分も普段厳しく言われてるから妹にも同じように怒ったりしていて逆に怒られる。理由も事情も聞かずに頭ごなし。そんな理不尽さに満ちていて、読んでいて少し胃が痛んだところに七夕飾り。先生やおかあさんの言動に少年と一緒にホッとしたらいつのまにか涙が溢れていた。この作品は子どもよりも大人が読むべき。

  • seacalf

    この絵本はすごい!子供への読み聞かせよりも、自戒の為に本棚に置いておきたい一冊。先生だって親御さんだって聖人君子ではないもの、毎日の仕事・家事・育児に忙殺されて短絡的に叱ってしまうことだってある。でも子供達には彼らなりの言い分があるのだ。その気付きと、愛情と反省の気持ちが自然と湧きあがってくる素晴らしい絵本。タイトルが粋、ぐっと堪えている男の子の横顔がとてもいい。読んでいると、すーっと優しい気持ちが戻ってくる、素直になれるいい本だなあ。

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