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猫の手、貸します猫の手屋繁盛記 集英社文庫

かたやま和華

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087452433
ISBN 10 : 4087452433
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

旗本の跡取りだが、ある事情で白猫の姿になってしまった宗太郎(通称:猫太郎)。善行を積んで元の人の姿に戻るため、裏長屋でよろず請け負い家業「猫の手屋」を営んでいる。同じ長屋に暮らす賑やかな面々と日々を過ごす彼のもとには、鼠退治から果ては幽霊供養まで、様々な依頼が舞い込んで…。奇妙奇天烈な猫のサムライが活躍する、泣いて笑えるあやかし人情時代劇、開幕。文庫書き下ろし。

【著者紹介】
かたやま和華 : 2004年『楓の剣!』で第5回富士見ヤングミステリー大賞佳作を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Aya Murakami

    ナツイチ2017対象本。 最近youtubeとtumbraで存在を知ったfinalspaceという作品にavacatoという猫獣人キャラがいるのですが、SFではなく時代劇な舞台で猫獣人を見ることになってビックリしながら読み終わりました。 元は人間なのに化け猫扱い(嫌われているわけではない)されたりねこみみがカワイイといわれて生き恥かいたり…、ちょっとジブリっぽいファンタジーな作品でした。映像化するなら実写よりアニメだろうな…。

  • 小梅

    武士が何故、猫の姿になったのか?説明がないまま話は進む。なんとなく甘いものが食べたくなる(笑)これから先が楽しみなシリーズです。

  • 新地学@児童書病発動中

    ユーモラスな表紙が気に入って、読んでみた。猫の姿になってしまった若殿が江戸の長屋で暮らしながら、便利屋とした暮らしていくお話。ユーモアたっぷりで、笑えるところが多い。リアリティはないが、良く出来たお伽噺として楽しめる。猫太郎は善行を積まないと人間に戻れないという設定が面白い。短編の連作という形をとっており、私は1話の「迷子地蔵」が好きだった。父と母の仲を案じて、一計をめぐらす子供の気持ちがいじらしい。子供のために働いた猫太郎もご褒美をもらえて、めでたしめでたしの結末。

  • Ame

    夏フェアの平積み棚に並ぶキラキラした装丁の中でひときわ目を引くしぶ〜い和風の絵に思わず手が伸びました。あらすじを読んでも着想は新鮮味に欠けるし、少し前に流行ったあやかしものか…と全く期待せずに読み始めましたが、緩急をつけた巧みな場面展開と江戸の町並みが浮かぶ見事な情景描写に最後まで愉しめました。ほっこり人情もので後味も◎。子供たちが活き活きとしてる物語はいいですね。実直だけど少し堅物、長屋の面々に振り回される主人公もとても魅力的です。はたして主人公は無事人間の姿に戻れるのか?

  • 雪風のねこ@(=´ω`=)

    猫先生…もとい。宗太郎が猫の姿になった経緯を後に持ってき、先に事件を描いているので新鮮に読み進められる。ただちょっとこんがらがるかな?人情話であるけれど猫視点である為、これも新鮮。胸にジンと来る話であるが、雁弥との漫才や宗太郎の某は猫ではないという突っ込みや長屋の人々の賑やかしさに、思わず笑み溢れてしまう。久々にワクワクさせてくれる作品であった。

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