Product Details
ISBN 10 : 4035177504
Content Description
2018年に逝去したかこさとし氏は、240余りの小さなお話の原稿を残し、自ら編んで、さまざまなお話の種類に分類していました。「動物のおはなし」「日本のむかしばなし」「生活のなかのおはなし」「世界のおはなし」です。まだ本にしていないお話や、雑誌に掲載されたり、紙芝居としてかかれたお話を、亡くなる直前まで手を加えたり挿絵を描いて、童話集として編集をしていたのです。どの巻も、文字を読み始めた小さな子から小学生くらいの子どもたちに向けて、どこから読んでも楽しめるおもしろいお話をいっぱい収録しています。
5巻は、2冊あるうちの「日本のむかしばなし<その2>」。かこさんは、地方で講演をしたとき、地元の歴史をよく知る方たちから直接昔話などをうかがうのを、とても楽しみになさっていたそうです。そしてたくさんのお話を集めて、創作昔話を書いていました。昔話には思いをもって語り継がれてきたことがあり、人が生きていくうえで大切にしたい智恵も多くあります。有名な昔話「舌きりスズメ」の3つのバージョンや、子どもたちが大好きなおならを自慢する「屁放の十どん」、かこさんが学生時代のセツルメント活動で大型紙芝居を作って上演していた「くりひこうりひめ」、故郷越前市武生のお話「きつねの川わたり」など25話を収録。
目次
はじめに
長者やしきのおとろし話
絵姿女房
なしなしなしばなし
じっさとばっさの年の暮
腰越江島緣記伝
みどり沼のおとろし話
かきのきいっぽんかきひとつ
からさわじぞう
半日村の山犬
ひょうたんすすめ
たけやぶすずめ
つづらすずめ
くりむかしかきむかし
節分のよる
くりひこうりひめ
こてんぐ小次郎
伊賀の黒丸のこと
もものこたろう
屁放の十どん
子ども狂言・はるのおどりはなのまい
ずくなしじんた
源作異譚
三人のさささ忍者
きつねの川わたり
こざくらこさぶろう
解説
各作品について
【著者紹介】
かこさとし : 加古里子。1926年現在の福井県越前市に生まれる。1948年東京大学工学部応用化学科卒業。工学博士。技術士(化学)。民間化学会社研究所勤務のかたわら、セツルメント運動、児童会活動に従事。1973年退社した後は、子どもの本の執筆に専念。また児童文化の研究者でもある。作品は、物語絵本、科学・天体・社会関係の知識絵本、童話、紙芝居など多岐にわたり、500点以上。1963年サンケイ児童出版文化賞大賞、2008年菊池寛賞、2009年日本化学会特別功労賞、2012年東燃ゼネラル児童文化賞、2017年巌谷小波文芸賞などを受賞する。福井県越前市に「かこさとしふるさと絵本館 〓(らく)」と、かこさとし監修による多くの絵本の要素がつまった「武生中央公園」がある。2018年逝去
中島加名 : 1994年神奈川県に生まれる。国際基督教大学教養学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。『くもとり山のイノシシびょういん 7つのおはなし』(かこさとし・作 福音館書店)に挿絵を描く。かこさとしの孫。在野研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
読了日:2024/02/02
遠い日
読了日:2024/01/23
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