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なぜ日本人メジャーリーガーにはパ出身者が多いのか 宝島社新書

お股ニキ (@omatacom)

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784800299451
ISBN 10 : 4800299454
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Series
:

Content Description

鋭い視点のもと、ツイッター上で新しい野球の見方を提供する“プロウト(プロの素人)”評論家のお股ニキ氏(@omatacom)。ダルビッシュ有投手がその眼力を認めたことで人気に火がつき、著書の『セイバーメトリクスの落とし穴 マネー・ボールを超える野球論』(光文社新書)はベストセラーとなっています。そんなお股ニキ氏が、日本のプロ野球に厳然と存在するセパの格差について、データと独自の視点から分析・評論。さらに、大谷翔平をはじめMLBに行った過去の選手の寸評など、プロ野球ファン全体が楽しめる一冊です。


【著者紹介】
お股ニキ (@omatacom) : 様々なデータ分析や鋭い視点と感性に基づき、ツイッター上で新しい野球の見方を提供する“プロウト(プロの素人)”評論家。ツイッターで知り合ったダルビッシュ有投手がその眼力を認めたことで火がつき、初めての著書の『セイバーメトリクスの落とし穴 マネー・ボールを超える野球論』(光文社新書)はベストセラーに。現在では、現役プロ野球選手にアドバイスすることもあり、選手から絶大な信頼を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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プロ素人野球評論家として、ダルビッシュ有...

投稿日:2021/07/22 (木)

プロ素人野球評論家として、ダルビッシュ有や千賀も認める著者によるセリーグとパリーグの違いを語る一冊。本書で特に面白い着眼点が監督のWARである。野手と投手のWARに基礎勝利数を足したものと実際の勝利数の差が監督の手腕として評価する指標で、この指標がいいのがロッテを率いたときの伊東監督とラミレス監督というのが実感とも合ってるという面白い指標である。タイトルの答えもシンプルに記載されており、その答えはとても常識的なのも納得感はある。

DJもちお さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kaz

    ダルビッシュ、マー君、大谷翔平。確かに近年、メジャーで活躍している選手はパリーグ出身者が多い。その理由について、球団の経営方針、ドラフト戦略、育成力、スタジアムの広さ、指名打者制など、セリーグとパリーグの違いに触れつつ、多彩な視点での深い分析に唸らされた。その指摘はメジャーについてだけではなく、近年の日本シリーズや交流戦の対戦成績の推移まで及んでいる。それらの指摘は、最近の私の認識と合致していたし、野球というスポーツの特性を再認識させられた。野球好きな人に、強くお勧めする。

  • たかやん

    「ユーティリティー選手の役割に近いが仮にそんな選手いなくとも成立する点」とDH制を一言で喝破されていて膝を打つ。また今年のドラフトでは“ロマン”の佐々木朗希にパリーグ4球団、“完成”と“安定”の奥川恭伸にはセリーグ3球団競合したことから両リーグのマインドの違いを象徴していたと著者は言う。結局パリーグ優勢の現状はそうした意思決定の積み重ねがもたらしたものだと思うから、ほいほいDH制さえ導入すればパリーグに勝てると思いたがるセリーグ球団のお偉いさんたちはDH制導入の暁には益々言い逃れできなくなる気がします。

  • hnzwd

    野球をデータで見る流れは今後も続いていくんだろうな。と思う一冊。パリーグ優位はしばらく続きそう。

  • katoyann

    パ・リーグの方が体格に恵まれている選手が多いから、セ・リーグよりもメジャーリーガーが出やすいということだった。全般的に数値に基づいた分析となるため、答えとその根拠が簡潔に示されている。ただ、数学の素養と野球のニッチな知識の両方がないと難しく、部分的に難解に思えた記述もあった。例えばメジャーで成功するための変化球のバリエーションについては、やや難しかった。興味深いのは監督WARという采配の指標で、采配によってチームを勝たせた監督として評価できるのは伊東勤さんだという。理路整然とした文章で参考になった。

  • フク

    お股本第2弾。前著『セイバーメトリクスの落とし穴』と合わせて読めば、コアな野球の見方がインスタントに身につく(それが楽しいかどうかは別)。 * ごく一部で話題になった、指名打者制についての考察は明快。〈DHの枠が存在することで柔軟な選手起用が可能になり、結果として単純に出場できる枠が増えるという以上のメリットがもたらされるメカニズムが形成されているのである。〉 * 監督WARの考え方は新しく面白い。伊東勤の指標がやたらと良く、トラウマを思い出す。吉井理人の連投の指標も明確で素晴らしい。再任希望。

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