Product Details
ISBN 10 : 4087212920
Content Description
経済的に余裕のない家庭の子どもに勉強を教える「無料塾」は、学歴が収入や地位に直結する現代で子どもを救う存在となっている。一方、無料塾は重大な問いを社会に投げかける。生育環境による教育格差を埋めることは重要だが、受験戦争のさらなる先鋭化に加担することにならないか。また、仮に機会の平等さえ実現したら、そのなかで競争に負けた者は自己責任でいいのか。さまざまなタイプの無料塾への取材からそれぞれのジレンマをあぶり出し、これまでの教育格差の議論で見落とされてきた死角に光を当てる、迫真のルポルタージュ。
目次 : 第1部 実話編(みんな一生懸命生きているんだなぁ―無料塾生徒マサヨシの場合/ おかしいのは社会のほうじゃない?―無料塾生徒イズミの場合/ この世の中にはまだ善意が残っている―無料塾主宰者桃子の場合)/ 第2部 実例編(個人が主宰する無料塾―日野すみれ塾(東京都日野市)/ NPOが独立で運営する無料塾―八王子つばめ塾(東京都八王子市)/ 大手NPOが多面的に展開する無料塾―キッズドア(首都圏および東北地方) ほか)/ 第3部 考察編(無料塾というパンドラの箱―塾が必要とされる社会的背景/ 緩やかな身分社会―教育社会学者 松岡亮二さんインタビュー/ 不当な差と許容できる差―独立研究者 山口裕也さんインタビュー ほか)
【著者紹介】
おおたとしまさ : 教育ジャーナリスト。株式会社リクルートから独立後、数々の育児誌・教育誌の編集に携わる。教育や育児の現場を丹念に取材し斬新な切り口で考察する筆致に定評がある。心理カウンセラー、小学校教員としての経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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りょうみや
読了日:2023/12/21
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読了日:2024/01/27
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読了日:2023/12/25
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