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ルポ 名門校 「進学校」との違いは何か? ちくま新書

おおたとしまさ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480074713
ISBN 10 : 4480074716
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「名門校」は単なる「進学校」と何が違うのか?男女御三家、地方公立名門校など全国30校を丹念に取材。旧制中学、藩校、女学校、大学予科など系譜別に、名門校に棲みつく「家付き酵母」の正体に迫る。それぞれの名門校に受け継がれる文脈の壮大さ奥深さそして人間臭さを知ってしまうと、偏差値や進学実績といった瞬間的かつ一面的な基準で学校を論ずる無意味さや、場当たり的な教育改革議論に対する違和感あるいは嫌悪感から逃れられなくなってしまうだろう。

目次 : 序章 日比谷高校の悲劇/ 第1章 旧制中学からの系譜/ 第2章 藩校からの系譜/ 第3章 女学校からの系譜/ 第4章 大学予科・師範学校からの系譜/ 第5章 大正・昭和初期生まれの学校/ 第6章 戦後生まれの星/ 第7章 学校改革という決断/ 終章 進学校と名門校は何が違うのか?

【著者紹介】
おおたとしまさ : 1973年東京都生まれ。教育ジャーナリスト。麻布中学校・高等学校卒業、東京外国語大学外国語学部英米語学科中退、上智大学外国語学部英語学科卒業。30歳で株式会社リクルートから独立後、数々の育児誌・教育誌の編集にかかわる。育児や教育の現場を丹念に取材し斬新な切り口で考察する筆致に定評がある。中高の教員免許をもち、私立小学校での教員経験、心理カウンセラーとしての活動経験もある。全国紙から女性誌、ラジオ、テレビまで幅広いメディアで取材成果を発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • きみたけ

    著者は教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏。名門校に共通する要素を見出し、「良い学校教育とは何か」「良い学校はどのように進化するのか」といった普遍的なテーマに踏み込んだ一冊。全国30校を丹念に取材し、名門校に棲みつく「家付き酵母」(もしくは、何十年も使い込まれた土鍋に染み込んだ出汁のうまみ)の正体に迫ります。名門校に共通する特徴は「自由」「ノブレス・オブリージュ」「反骨精神」の3つ。生徒に生きる力を授けられるだけでなく、学校そのものの生きる力が強くなるという「時間の洗練」が条件だそうです。

  • yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん🎄🎅🎄

    わーい母校載ってる的なノリで読んだw灘開成に負けるな!ではなく公立の良さを書いてくれている(気がする)。学費の安さは神!友達に同じ位家が貧乏な子がいるとかもあるw静岡高校凄い。甲子園常連!うちですか?旧制中学時代に出てたらしいかも知れない。遠い目。浦和いいなぁと思うけど男子校。前高もなぁ〜甲子園初の完全試合の人出てたし。塾に行ってない子も多かったけど、他校の名門ほど面倒見は良くなく悪い意味で放置wな癖に私大は駄目よ的な😨済々黌と修猷館は私立ぽい名前で素敵✨岡山朝日もいいね!でも中高一貫私立に憧れる我💛

  • 遊々亭おさる

    進学校はひとりでも多くの生徒を難関大学に合格させるための受験に特化した学校と定義するならば、名門校とはヨーロッパで言うところのノブレス・オブリージュ(高貴なる義務)を会得するための学びの場。旧制中学や藩校などにその系譜を持つ各地の名門校の歴史を遡り、それぞれの学校の特徴と共通点を浮かび上がらせた一冊。高校野球で日本各地から有力選手をかき集め、スパルタ方式で勝ちに拘る強豪校と勝ちには拘るが野球を教育の一環と捉え、人間形成の場とするチームの違いと似ているか。教育とは共に助け合える関係性を築ける社会を作ること。

  • まゆまゆ

    人々が名門校と呼ぶ中学・高校は、他校と何が違うのか。学校設立の背景にある歴史的要素と地域性によって大きく影響しているが、共通しているのは、自由、ノブレスオブリージュ、反骨精神を体現できる学校である、ということか。教育の効果は遅れてやってくる。20、30年後にその学校の教育の価値が分かる、という意味では、地元で名門と評価されてきた学校に間違いはないってことかなぁ。

  • ぶう

    普段は進学実績がクローズアップされやすい進学校も、学校毎に様々な特色がある。特に名門校と言われる学校には長い歴史があり、それに根ざした素晴らしい建学の精神や教育理念がある。人生で一番大事と言っても過言ではない多感な時期の6年間を、このような素晴らしい環境で過ごさせてやりたいと思うのは親心として当然ではないだろうか。自分の子供も中学受験をさせるつもりであるが、小学生のこの時期に受験勉強をさせることに、自分自身やはり若干の違和感はある。だがそれを乗り越えてでもたどり着きたいと思えた。親子共々頑張っていきたい。

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