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なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか? 祥伝社新書

おおたとしまさ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396114954
ISBN 10 : 4396114958
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

東大生の3人に1人は公文式に通っていたという調査結果がある。著者がかつて行なったインタビューでは、偏差値最高峰の東大医学部生の3人に2人が公文式の出身だった。これは何を意味するのか?これまで斬新な視点から数々の学校や塾を論じてきた教育ジャーナリストが、本書では公文式に焦点を当て、「なぜ学力が伸びるのか?」「どんどん進む子とやめてしまう子の違いは何か?」に切り込んだ。「KUMON」の水色の看板は、日本全国どこの街でも見ることができる。評判は海を渡り、今や49の国や地域にまで教室が広がっている。世界で最も有名な学習メソッドの強さの秘密と意外な弱点が、今、明らかになる。

目次 : 第1章 東大生の3人に1人は公文式出身(小6で因数分解、5歳で受動態の否定文/ 公文式は「塾歴社会」への登龍門!? ほか)/ 第2章 なぜ月6000円で学力が伸びるのか?(教室の中では「聖徳太子」状態の指導者/ 算数・数学のプリントは全5470枚 ほか)/ 第3章 1枚のルーズリーフから始まった(高校の数学教師だった創始者・公文公/ 小6で微積分を終えた息子・毅 ほか)/ 第4章 速く進む子と続かない子の差は何か?(学習習慣を身に付け学力の貯金をするのが目的/ 中学受験に活用、スポーツとの両立にも活用 ほか)/ 第5章 つるかめ算は本当に不要なのか?(「黒表紙教科書」と公文式の共通点/ 学研教室と公文式は似て非なるもの ほか)

【著者紹介】
おおたとしまさ : 育児・教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ。麻布中学・高校卒業。東京外国語大学英米語学科中退。上智大学英語学科卒業。リクルートから独立後、数々の育児・教育誌のデスクや監修を歴任。学校や塾、保護者の現状に詳しく、各種メディアへの寄稿、コメント掲載、出演も多数。心理カウンセラーの資格、中高の教員免許、小学校教員の経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いたろう

    「ルポ塾歴社会」で、小学校高学年でSAPIXに通い、中高一貫の進学校に入学して、東大専門の鉄緑会に通う「黄金ルート」について書いた著者が、それより前の幼稚園、小学校低学年で公文式に通うという、これもまた典型的なモデルを分析する。公文式の功罪、学習習慣が身に付く、計算が速くなる、進度という達成感が得られる、その一方で、学習というより訓練、パターンのみで考える力が育たない。だからこそ、低学年で「卒業」し、進学塾に切り替えるのが正しい公文式の使い方だと。これは、息子が小学生の時のことを思い出しても首肯できる。

  • 当たり前だけど、公文にはメリットもデメリットもあり、向き不向きもあるということ。公文だけやってれば東大に行けるわけでない。息子はわりと向いているほうではあるが、最近行き詰まっているので読んでみた。

  • りょうみや

    おおた氏は相変わらず分析が鋭い。タイトルから公文式絶賛の内容かと思いきや、前半は公文で良かったの声を集めて上げるが、後半は公文を弊害を手厳しく批判する。結論は公文は計算力を効率よく伸ばすツールでそれ以上でも以下でもない。理解を深めるよりも先へ先へ進むことに達成感を覚えさせる方針。また教材のステップ幅が細かいことが特徴で、無理なく進めていくことができて再現する力の強化にはなるが、難しい問題を考える欲求や学びの躍動感は得られないというところが印象的。

  • Nobu A

    おおたとしまさ著書初読。懐かしの公文式。小学生時、1年か2年通ったな。筆者曰く公文式とは、子供の能力のごくごく一部である「計算式」を効率よく向上する(誤植→させる)目的に特化して作られた究極的にシンプルな「専用ツール」である(p. 198)を参考資料や公文式関係者、塾生、指導者、保護者等へのインタビューを通して詳らかに。万人に通用する単一の教授・学習法は存在しない。当然、公文式にも利点と欠点がある。明晰な分析と類い稀な文才、特に「おわりに」が秀逸。でも強いて言えば、英語をもう少し深堀りして欲しかった。

  • morinokazedayori

    ★★★★公文式の指導者、経験者、関係者への取材、公文の歴史やノウハウ、他の幼児教育との比較などを通して、公文式のメリットデメリットが分析されている。教育とは何か、人が人を育てるとはどういうことか、より深く考えてみたくなる。

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