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ホームレスでいること 見えるものと見えないもののあいだ シリーズ「あいだで考える」

いちむらみさこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422360188
ISBN 10 : 4422360183
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

シリーズ「あいだで考える」

不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。



著者は公園のテントに20年以上暮らし、ほかのホームレスたちと共に生きる場をつくりながら、ジェントリフィケーションやフェミニズム、貧困などをめぐる活動をしてきた。本書では、公園や路上での生活や、ほかのホームレス女性たちとの営み、街の再開発とそれに伴うホームレスの追い出しなどを伝え、現代社会の風景の中の「見えているのに見えないことにされているもの」「隠されているもの」「消されたもの」について、読者に語りかける。(装画:いちむらみさこ)

【著者紹介】
いちむらみさこ : 2003年から東京都内の公園のブルーテント村に住み、仲間と共に物々交換カフェ「エノアール」を、また、ホームレス女性のグループ「ノラ」を開く。国内外でジェントリフィケーションやフェミニズム、貧困などをめぐる活動をしている。公園に住んでいたホームレスの女性の遺したノートをまとめた『小山さんノート』(エトセトラブックス)編者の「小山さんノートワークショップ」メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • どんぐり

    シリーズ「あいだで考える」の1冊。著者は、2003年から東京都内の公園のブルーテント村に住み、仲間と共に物々交換カフェ「エノアール」、ホームレス女性のグループ「ノラ」を主宰し活動するいちむらみさこさん。多くの人にとってホームレスには「なりたくない」と思うのがふつうだ。ホームレスがどんな生活をしているのか、想像はできても、見えるはずのホームレスを目の前にして、無関心に素通りしていく。→

  • こばまり

    『小山さんノート』に続いて新鮮な視点を与えてくれる一冊だ。筆者は同ノートワークショップにも関わっていた方。渇望の下に自らホームレスになることを選ぶ人もいる。そもそもホーム・レスなのか。流行りの「多様性」から弾き出されてしまう人々もいることに思いを致す。

  • 鷺@みんさー

    「ホームレス」のステレオタイプに一石を投じる、女性でテント村生活者の作者。ホームレスになる理由は人それぞれだが、彼女は幼い頃から理不尽な「権威・体制」に巻かれることを良しとせず、過酷な競争社会で機械の部品のように賃金労働にあくせくし、家賃のために食事を削り、「働くことが善」「生活苦は自己責任」の論調に窒息しそうになって、テント村に来た。大変だがあの頃よりずっと豊かな暮らし、と彼女は言う。貨幣のない物々交換の場、女性ホームレスの会、誰かが襲撃されたら皆で孤独にさせないように駆けつけること。

  • 空猫

    …社会人として決められた時間働き、賃金を得、社会貢献すべきである。その為に子どもの頃から競争し、上を目指して成長せねばならない。家、土地を、定職を持つ事が「普通」である。そこからはみ出した人は排除されても仕方がない…登校拒否やジェンダーレス、、、は市民権を得つつあるが、彼らは未だに「無いもの」とされている事に切り込んだエッセイ。著者はもう20年以上ホームレスだと言う。古来よりロマ(ジプシー)や各地を転々とする旅芸人は居たわけで。定住しない、家に居たくない人も居るわけで。彼らは生きているだけなのだが⋯。

  • はち

    ほのぼのする本かと思ったら大間違い。ホームレス生活20年の彼女が伝えたいことの半分以上私は理解できていないだろう。女性の性被害や、一般人からの襲撃、公園からの追い出しのことなどが述べられており、一旦行政が勧めるアパートなどを利用したら?と思うのだが、それは違うのだと、、じゃあ、何を望んでいるの?どうしたいの?と私はイラついた気持ちにもなった。きっともっと奥深い、軽蔑や憎悪をなくして個人の存在や価値を尊重してほしい。自由な生き方を認めてほしいということなのかもしれない。歩み寄ることを拒まれると難しいよなぁ。

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