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つきよはうれしい

あまんきみこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784580821385
ISBN 10 : 4580821386
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

入院しているあこちゃんのところに毎日、魚の絵を描いてお見舞いに行くようくん。退院しても学校に行く勇気が出ないあこちゃんに、ようくんは毎日魚の絵を届ける。そして月の夜、あこちゃんがカーテンを開けると…。

【著者紹介】
あまんきみこ : 旧満州生まれ。『車のいろは空のいろ』(ポプラ社)で日本児童文学者協会新人賞、同シリーズで赤い鳥文学賞特別賞、『こがねの舟』(ポプラ社)で旺文社児童文学賞、『ちいちゃんのかげおくり』(あかね書房)で小学館文学賞、『おっこちゃんとタンタンうさぎ』(福音館書店)で野間児童文芸賞、『ぽんぽん山の月』(文研出版)で絵本にっぽん賞を受賞

こみねゆら : 熊本県生まれ。東京芸術大学絵画科、同大学院修了。フランスに留学し、絵本、人形の仕事を始める。『さくら子のたんじょう日』(童心社)で日本絵本賞を受賞。人形の創作も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房

    フジの花が咲く頃、通学途中で女の子は事故にあって入院しました。足は治ったはずなのに、歩くのが怖い。毎日お見舞いに来てくれる友だちのようくんは言いました。「そうだ、今日からつきよなんだ」。え? それなんのこと? その夜、病室の窓から歌声が聞こえます。「つきよはうれしい うみのそこ ほーいほい」。月が青く光っています。カーテンをそうっとあけると……ひゃあああ!! 『ふゆねこ』『月の貝』で絵を描いたこみねゆらさんの淡くて繊細な絵が、傷ついた女の子の心を表現しているよう。2011年9月初版。

  • chiaki

    寝る前の読み聞かせ。交通事故にあったあこちゃんの元に、水族館の魚のスケッチを持って何度もお見舞いに来てくれるようくん。そんなようくんが思い出したかのような「そうだ、きょうから、つきよなんだ」というつぶやきとともに、夜の空を泳ぐあこちゃんとようくんと魚たち…。とても幻想的!不思議すぎて、長女と寝るまでようくんは何者かについて語り合いました。あこちゃんとようくんは同じ夢を見ていたのかもしれないとか、ようくんは魚なのかもしれないとか…謎めいたようくんの存在を長女は結局「こわい!」と言って、この話終わりました。笑

  • Maiラピ

    あこちゃんは怪我をして入院をします。ようくんは毎日、魚の絵を描いてお見舞いにきてくれます。退院しても学校にいく勇気が出ないあこちゃんに、ようくんは毎日魚の絵を届けてくれます。こういうことってあるんでしょうね。優しいようくんがいてよかったね♪「幼いころから月夜に歩くと海の底を歩いていると感じられてならなかった」という作者の思いが込められています。

  • Lesen

    学校の帰り道、バイクと事故にあいました。皆お見舞いに来てくれた。ようくんは毎日来てくれた。退院したけれど、あの道は歩けない。彼女が癒えるまで見守って支えてくれる人が居て良かった。あの道も楽しい、嬉しいという方に変わったから徐々に向き合える様になったんだね。そうして、月夜はどんな幻想的な事が起こっても不思議じゃないのかもしれない。「つきよはうれしい うみのそこ ほーいほい」の所は子供と一緒に読みました。 今学校でこの著者のを習っているから、「名前を見てちょうだいの人だ」と著者に良い反応をしていました。

  • ヒラP@ehon.gohon

    幻想的で、なぜか甘酸っぱい作品です。 大好きなようくんと下校して帰る途中で交通事故にあった女の子。 病院に通い続けるようくんと、夜の風景の中に現れるようくんと、現実と幻想がまじりあって、女の子の想いにとても心くすぐられます。 水族館の魚たちと一緒に、ようくんと夢の世界を浮遊する女の子。 これからの二人もきっと夢を続けるのでしょうね。

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