Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• アメヲトコ

  読了日：2024/01/06

  2023年7月刊。戦後大阪の都市計画の流れをまとめた一冊。高速道路や大阪環状線の整備プロセスなどは興味深く読みましたが、都市計画史にありがちなところとして、戦後大阪に生きて暮らしていた人間の姿が全く出てこないのが残念。また戦後の大阪がなぜ東京に大きく水をあけられることとなってしまったのか、その批判的分析も欲しかった。最後は万博万歳で締められるので、なかなか書きづらい大人の事情もあるのでしょうが。

• わ！

  読了日：2025/06/03

  一般社団法人大阪府建築士事務所協会の会誌『まちなみ』に連載されたコラムをまとめた本です。それだけに都市事業に関する話が中心となっており、聞いた事のない話ばかりだったので面白く読めました。敗戦のまさに焼け野原から大阪が復興してゆく様子が、道路、鉄道、港、空港などを指標にして語られています。会誌のコラムなので、そこまで一つ一つを深くは掘り下げていませんが、掘り下げたい部分のキーワードは並べられているので、後はさらなる専門書への橋渡しとなる一冊でもあります。橋爪伸也さんは、やはり建築が専門なのだと思いました。

• NAGISAN

  読了日：2023/11/10

  大阪の戦後復興期から高度成長期、そして、主として都市計画、ハード面から70年万博を考察したもの。短時間で流れをつか）むには良書。70年万博にかける男たちの熱情と覇権（主導権争いは半端ではなかった。丹下健三と岡本太郎とのやり取りは有名だが、本書はハードの話なので他の登場人物の話。出版社が創元社ではなく、山川出版社というのも意外だった。

• sa10b52

  読了日：2023/11/05

  一方通行の阪神高速環状線は渋滞が首都高に比べて少ないために今日では評価が高いが、まだ環状になっていない頃など散々にこき下ろされていた話など興味深かった。世界でプレゼンスある都市として大阪の今後のさらなる発展を期待。

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