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知と奇でめぐる近世地誌 28 名所図会と諸国奇談 ブックレット 書物をひらく

木越俊介

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582364682
ISBN 10 : 4582364683
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

江戸という時代が多様に生み出した地誌は、土地の特性とその歴史性を提示し、読み手がそれを享受する高度に知的な営為である。その際、確実・客観的な記事の傍らで確たる物証のない話、信憑性に欠ける情報とどう向き合うか、書き手・読み手にとって未知の事柄をどう提供しようとするか。江戸時代後半、「奇」はどのように「知」の体系に位置づけられようとしていたか。

目次 : 1 十八世紀半ばの地誌と奇談(菊岡沾凉『諸国里人談』・『本朝俗諺志』/ 怪異研究と地誌 ほか)/ 2 寛政〜文化年間の名所図会にみる“奇”その一 秋里籬島作(第二次名所図会ブーム/ 籬島作名所図会の本文にみる“奇” ほか)/ 3 寛政〜文化年間の名所図会にみる“奇”その二 籬島以外の作(『伊勢参宮名所図会』について/ 『播州名所巡覧図会』について ほか)/ 4 諸国奇談ものの“奇”(諸国奇談ものブーム/ 諸国奇談ものの諸相 ほか)/ 5 知と奇の新たなる地平(『信濃奇談』について/ 『信濃奇区一覧』(『信濃奇勝録』)について ほか)

【著者紹介】
木越俊介 : 1973年、石川県生まれ。神戸大学大学院博士課程修了。現在、国文学研究資料館准教授。専攻、日本近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 紅林 健志

    地誌と奇談との関係を史的展開に添って整理する。「奇」なるものの扱い方の変化は興味深かった。

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