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おまえが決めるな! 東大で留学生が学ぶ 反=道徳 フェミニズム講義

嶋田美子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834402919
ISBN 10 : 4834402916
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ルールはいつも、マジョリティのもの。決められてばかりは、もうゴメン!見せかけの「権利」を与え、シタリ顔の温情を施す―そんなお仕着せの平等は真っ平。理解を求めるだけの“よい子の婦人運動”と訣別する、叛逆とアートの痛快フェミニズム講座!

目次 : 歴史編(戦前・戦中・戦後の日本におけるフェミニズム/ 1960年代ラディカリズムと女性/ 1970‐75:第二波フェミニズム―ウーマンリブと中ピ連/ 1960‐75:アンダーグラウンド―カウンター・カルチャーと女性アーティスト/ 1975‐80年代:上からの改革と消費文化)/ 実践編(1990年代以降:アカデミック・フェミニズムとフェミニスト・アート/ 「慰安婦」問題/ 2000年以降:バックラッシュ/ 教育・美術のジェンダー格差とハラスメント/ 検閲という相対主義/ 表現の不自由とフェミニズム/ 2019年以降:Me too後の日本のフェミニズム/ 今後日本のフェミニズムとアートはどこへ?)

【著者紹介】
嶋田美子 : アーティスト、60‐70年代オルタナティブ文化研究。1982年米国スクリップス大学卒。2015年、英国キングストン大学より博士号(美術史)取得。作品テーマは第二次世界大戦の文化的記憶とジェンダー。2017年より東京大学教養学部非常勤講師として戦後日本の美術、政治、フェミニズムについて講義(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • aof

    全然フェミニズムの歴史をわかっていない私にもわかりやすく、本当におもしろかった。 日本の運動が権力を奪還してこなかったという指摘はめちゃくちゃ腹落ちしたし、自分の感じてる生温さに通じてる気がした。

  • ずー

    日本のフェミニズムの主流とされてきているものに対して、良い意味で”肩を持たない”本なのがとても良かった。軍国主義に加担した平塚雷鳥らの責任が問われなかったこと、慰安婦問題が日韓問題のみに押し込められ、日本人慰安婦については黙殺されてきたこと、母性偏重の運動がなされてきたことなどを指摘している。権力を自分たちから分離して、それに虐げられている「被害者」として女性の立場のみに焦点を当てていてはいつまでも前進できないのでは、という指摘は、クォンキム・ヒョンヨン『被害と加害のフェミニズム』と通じるところがある。

  • mori-ful

    論争的かつ啓蒙的で、とても勉強になった。日本フェミニズム の歴史には外圧→興隆→弾圧→翼賛(保守的な部分が権力と協働、利用される)というパターンがあると。戦争協力問題は知っていたが、当人たちは全然「反省」していないとは知らなかった!(小林秀雄風?)あいちトリエンナーレ検閲事件後に「日本の若い男性アーティスト」が右翼団体との対話の場をつくるというアプローチをとったことへの批判、2000年の女性国際戦犯法廷で露呈した日本フェミニズムの欠点(帝国主義)

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